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今週は先週に引き続き、はんさんについてです。

⇒はんさん(その1)社会不適合は株、アフィリエイト、FX
⇒はんさん(その2)秒スキャの「神様」との出会い
⇒はんさん(その3)勝率や損益率をどう使うか
⇒はんさん(その4)取引環境


■2020年にFXを再開

「FXを再開したのは2020年春でした。アフィリエイト事業が大ゴケし、対策を講じてみましたが、うまくいかない。にっちもさっちも行かなくなってしまった。そのときに思い出したのがFXでした」

以前のような短期のデイトレードを始め、利益を重ねていく。

「エントリーしてから数分で決済する、分スキャです。ただ、性格的に大きな枚数で取引できない。数万通貨でちまちま取引していました」

当時の損益を見ると月数万円程度。とうてい家族を養える金額ではなかった。

■試行回数が多いほうが成績は安定する

「秒スキャへ移行したのは2021年秋でした。ジュンさんのYouTube配信を見たことがきっかけです。めちゃくちゃ漁るタイプなので、いろんなYouTubeを見ましたが本物かどうか、怪しい人もいる中で、ジュンさんは違った。会話からリアルな感じが伝わってくるし、大きく負けたことも包み隠さず話していた。明らかに本物でした」

ジュンさんの配信をきっかけに、はんさんは秒スキャへのスタイル転向を決意する。

「トレードの時間軸をより短くすれば収益が安定する可能性が高いのではないかと思いました。3分のトレードを1日10回やるより3秒のトレードを1日100回やったほうが試行回数が多い分、成績は安定しやすいだろう、と。ただ、ジュンさんがどんなトレードをしているのか、まったくわからなかった。配信を見ながらヒントを探しました」

高値・安値が近づくと「ここはどうする？」とジュンさんがつぶやく。その様子を見て、秒スキャでは高値・安値がポイントなんだと察する。ゲストで来たトレーダーとの「これはすぐ食っちゃうよね」との会話から利益確定のタイミングを学ぶ――そうやって知識を深めていった。

■自信の欠如で思い切って飛び込めない

「アーカイブされた配信もすべて見ました。僕のトレードはすべてジュンさんの配信からいただいたものみたいなもの。みんな『ジュンさんは神様のような存在』って言うじゃないですか。本当にそうなんです」

配信で学びながら秒スキャを実践したはんさんだったが、苦戦が続いた。

「2021年の年間収支はマイナス。2022年は円安の大相場が始まり、SNSを見るとナナキさんや将軍さんなどキャリアがあまり変わらない人たちが大きく勝ち始めていました。つらい時期でした。わかっていたつもりでしたが、自信が持てなかった。2022年は順張りトレードがハマっていた時期ですが、性格的に慎重派なので思い切ってトレードできなかったんです」

そんなはんさんが飛躍するきっかけとなったのが、FXコレクティブで交わしたジュンさんとの会話だった。

「勇気を振り絞ってジュンさんに話しかけました。自分の考え方の道筋が間違えていないか、確認したかったんです。ジュンさんの答えを聞いて、自分の考え方が間違えていないことが確認できた。それが大きかったです」



はんさん(その3)へ続く。

はんさんのコラムは全4回となっています。
⇒はんさん(その1)社会不適合は株、アフィリエイト、FX
⇒はんさん(その2)秒スキャの「神様」との出会い
⇒はんさん(その3)勝率や損益率をどう使うか
⇒はんさん(その4)取引環境

【プロフィール】
はんさん
兼業トレーダー。2010年に証券会社を退職しFXを開始。一時、FXから距離をおくも2020年から再開する。2021年からスキャルピングに取引スタイルを転換し、現在までに約3400万円を稼ぐ。XやYouTubeなどを通じた情報発信にも積極的で、24時すぎからのYouTubeライブにはトレーダーが集結する。