【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】春さん(その1)デイ&スイングの1000枚戦士

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今週から、春さんについてのコラムが始まります。
⇒春さん(その1)デイ&スイングの1000枚戦士
■貿易業のかたわらFXを始める
「FXを始めたのは20年ほど前です。貿易業の会社を経営しているので、日々の業務に為替が直結します。円高か円安かという意識はありましたから、その延長で始めました」
そう振り返るのは兼業トレーダーの春さん。収支は非公開ながら、現在は1000万通貨でトレードする超大口トレーダーだ。会社経営のかたわらFXを始めた結果は――。
「ボロボロでした。当時流行っていたブログでいろんな手法やインジケーターを調べて試しましたが、負けまくりました。ひととおりやってみて上手くいかず、始めたのがスキャルピングです。『横のローソク足を抜けたらエントリーする』といった感じでシンプルにブレイクを狙うだけで勝てていました」
■口座凍結でスキャルピングを撤退
ただ、春さんのスキャルピングは思わぬ形で終了する。
「そのときに使っていたFX口座がスキャルピングはNGだったため、口座が凍結されてしまいました。当時は知識もなく相談できる人もいなかったので、スキャルピングができる口座があることも知らなかった。そのため『FXでスキャルピングはダメなんだ』と、長めのトレードに戻りました」
春さんがトレードスタイルを固めていくのはここから。今も1人でトレードしているという春さんのスタイルは特殊だ。
■「どうしたら資産が残るか」と発想を変えた
「ダウ理論なども勉強しましたが、勝てなかった。勝てるときもあるのですが収支が安定せず、トータルでは負けてしまう。一般的に言われている方法でトレードしていたら勝てないと思い、『どうしたら資産が残るのか』と考え方を変えていきました」
「どうしたら勝てるのか」ではなく、「どうしたら資産が残るのか」と思考を変えたことが春さんの転機となった。
「資産を残すためには『ロスカット(損切り)をどれだけ小さくできるか』だと思いました」
では、どうしたらロスカットを小さくできるのか――。
「ブレイクを狙って高値を上抜けたところでロングすると、『どこでロスカットするか』が決められない。機械的に5pipsと決めても、7pips下げてから上がっていくかもしれない。かといって7pipsで切るルールにしたところで7という数字に根拠がない。『自分都合のロスカット』ではなく、相場に合わせたロスカットにしたかったんです」
相場の都合に合わせ、なおかつ小さなロスカットで入れるポイントはどこか――春さんは思考を深めていく。
春さん(その2)へ続く。
春さんのコラムは全4回となっています。
⇒春さん(その1)デイ&スイングの1000枚戦士
⇒春さん(その2)7/11(金)公開予定!
⇒春さん(その3)7/18(金)公開予定!
⇒春さん(その4)7/25(金)公開予定!
【プロフィール】
春(@haruharu_fx)さん
兼業トレーダー。会社経営のかたわらFXに取り組む。スキャルピングやデイトレードも行なうがメインは1000万通貨でのスイングトレード。相場の天底をピンポイントで狙ってエントリーする。Xで公開されたポジションには「ド底ロング」や「ド天井ショート」も多い。収支非公開。