【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】春さん(その2)天底の"キワ"を狙う

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今週は先週に引き続き、春さんについてです。
⇒春さん(その1)デイ&スイングの1000枚戦士
⇒春さん(その2)天底の"キワ"を狙う
■天底の"キワ"を狙った逆張り手法
ロスカット(損切り)をなるべく小さく、かつ根拠のあるレートでできるポイントを模索した春さんが行き着いた結論はこうだった。
「そのためには"キワ"で入るしかない。相場が転換する高値・安値を見極めて"キワ"で入る。判断が間違えていれば最大でも5pips、早ければ2pipsで切る。これならばロスカットを小さくし、判断が正しかったときには大きく勝てるので、トータルで資産を残すことができると思いました」
どうしたら、"キワ"で入れるのか、春さんは突き詰めていく。
「『どうしたらロスカットを小さくできるか』ということから逆算していくと、相場の天底を当てるしかない。上がりきったところでの売り、下がりきったところでの買いといった転換狙いですよね。デイトレードやスイングトレードで安定して勝つにはそれしかないと思っています」
■「枚数=自信」常時フルレバで1000枚へ
手法は人それぞれだが、春さんにはロスカットを小さくしたい理由がある。
「僕は10万通貨ほどで始めてからずっと『フルレバ』(レバレッジ25倍)でトレードしてきました。今はさすがに資金も増えたため、フルレバではないですが、1トレード1000万通貨です。『枚数=自信』だと思っているので、勝てるなら枚数を増やした方がいい。
1000万通貨だと1pipsの変動で損益は10万円動く。10pipsの損切りでも損失100万円だから、損切りは1pipsでも小さくする必要がある。
「今も兼業でトレードしているため、仕事もあります。1トレードのロスカット幅が大きいとポジションが気になってしまい、メンタル負荷が高い。そういう意味でもロスカットを小さくする決め事をつくっておかないと、仕事もFXも両立できないと思ったんです」
相場の天底となる"キワ"でのエントリーを実践するにはどうしたらいいか、春さんはチャートを見ながら『高値・安値がなぜそこで止まったのか』を検証するようになった。
■メインはドル円。チャート分析に徹する理由
「今のスタイルに落ち着いたのはもう10年以上前です。通貨ペアは米ドル/円と英ポンド/円。米ドル/円がまったく動かない時代があったため、英ポンド/円も取引していましたが、今はよく動くようになったので米ドル/円がメインです」
頼りにするのはチャートだけだ。
「ファンダメンタルズはまったく意識していません。『30分後に雇用統計だな』と時間を意識するくらいです。チャートが上に行く形なら、雇用統計の結果がどうあれ上に行くと考えています。そう考えないとテクニカル分析でトレードできません」
次回はメインとなる分析方法について聞いていこう。
春さん(その3)へ続く。
春さんのコラムは全4回となっています。
⇒春さん(その1)デイ&スイングの1000枚戦士
⇒春さん(その2)天底の"キワ"を狙う
⇒春さん(その3)7/18(金)公開予定!
⇒春さん(その4)7/25(金)公開予定!
【プロフィール】
春(@haruharu_fx)さん
兼業トレーダー。会社経営のかたわらFXに取り組む。スキャルピングやデイトレードも行なうがメインは1000万通貨でのスイングトレード。相場の天底をピンポイントで狙ってエントリーする。Xで公開されたポジションには「ド底ロング」や「ド天井ショート」も多い。収支非公開。