【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】はんさん(その3)勝率や損益率をどう使うか
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今週は先週に引き続き、はんさんについてです。
⇒はんさん(その1)社会不適合は株、アフィリエイト、FX
⇒はんさん(その2)秒スキャの「神様」との出会い
⇒はんさん(その3)勝率や損益率をどう使うか
⇒はんさん(その4)取引環境
■はんさんの背中はどう押されたか
FXコレクティブへ参加した2022年9月を境にして、はんさんの収支は劇的に転換した。
「コレクティブの翌月から一気に増え始めて11月には年間収支がプラ転(プラスに転換)、さらには2020年に復帰してからのプラ転も果たしました。ジュンさんには具体的な手法を聞いたわけではありません。背中を押してもらったような感じです」
今自分が「これがFXで勝つ道筋だ」と信じて歩んでいるルートは正しいのか――そんな確認だったという。
「相場は常に変わるので、僕らも対応していかなくてはならない。ジュンさんのような勝ち続けている人が変化にどう対応しているのか、考え方を聞きたかったんです。たとえば、ある日の相場で『ここにもチャンスがありそうだ』と思ったら試してみて新たなやり方を開拓するのかどうか。そうした開拓の方向性や取り組み方のようなことです」
■手法は「根っからの順張り」
ジュンさんの答えとはんさんが考えていたことの間に大きなズレはなかったという。
「ジュンさんのような人も左うちわでトレードしているわけではなく、そういう戦い、試行錯誤が常にあるし、大きく負ける日もあるんだと確認できたことが背中を強く押してくれました」
では、はんさんが行なっていたのはどんなスキャルピングだったのだろうか?
「根っからの順張りです。チャートのなるべく『はじっこ』、直近の高値・安値でのブレイクを狙うのでド底ショートやド天井ロングはしょっちゅうです。ただ、性格的に慎重派。自信が持てないと行けないタイプなので、コレクティブに背中を押してもらえました」
はんさんに自信を与える材料はFXコレクティブでのジュンさんのセミナーにもあった。
「あのとき、ジュンさんが自分の勝率やペイオフレシオ、平均保有時間などの取引データを見せてくれました。あれを見てジュンさんがどんなトレードをしているのか、おおよそのイメージがつきましたし、自分の数字ともまぁまぁ近かったんです」
DMM.com証券の「取引通信簿」やヒロセ通商の「LION分析ノート」などで勝率やペイオフレシオを確認する人は多いだろうが、はんさんはさらに一歩進めている。
■「自分に負けたか、相場で負けたか」を指標で探る
「僕は複数口座を使っているので各社の取引履歴をダウンロードし、エクセルでまとめて管理しています」
エクセルのシートでは勝率や取引回数、ペイオフレシオや保有時間などをチェックしているという。
「めっちゃ気にしています。とくに負けた日は勝率と損益率(ペイオフレシオ)から原因を考えます。損益率がいつもどおりなのに勝率が悪くて負けたなら『難しい日もあるよね』で済みますが、どちらも悪いと相場が難しくなっているかもしれない、といったように」
※クリックで拡大します
はんさんのブログを見ると日次の損益とともに勝率、損益率(ペイオフレシオ)が掲載されている。その理由は、上記のような分析のためでもある、というわけだ。
はんさん(その4)へ続く。
はんさんのコラムは全4回となっています。
⇒はんさん(その1)社会不適合は株、アフィリエイト、FX
⇒はんさん(その2)秒スキャの「神様」との出会い
⇒はんさん(その3)勝率や損益率をどう使うか
⇒はんさん(その4)取引環境
【プロフィール】
はんさん
兼業トレーダー。2010年に証券会社を退職しFXを開始。一時、FXから距離をおくも2020年から再開する。2021年からスキャルピングに取引スタイルを転換し、現在までに約3400万円を稼ぐ。XやYouTubeなどを通じた情報発信にも積極的で、24時すぎからのYouTubeライブにはトレーダーが集結する。