【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】Я(アール)さん(その3)「役割」でレバを変える
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、Я(アール)さんについてです。
⇒Я(アール)さん(その1)10年以上の辛酸
⇒Я(アール)さん(その2)守りを固める低レバ運用
⇒Я(アール)さん(その3)「役割」でレバを変える
⇒Я(アール)さん(その4)ペソとのリスク分散
■ポジションが持つ2つの役割
「レバレッジ1.5倍」の低レバ運用を土台にするЯ(アール)さん。レバを抑えることでロスカットのリスクは遠ざけられるが、資金効率は外貨預金とあまり変わらない。
「初心者はポジションを一括して考えがちです。僕も最初はそうでした。しかし、一括で考えると資金効率が落ちる。それを避けるため、ポジションを『攻め』と『守り』に分解するんです」
守りのポジションはこれまで説明してもらったレバ1.5倍を基本にした長期ポジションだ。
資金50万円、1トルコリラ18円だと、レバ1.5倍で最大4万通貨ほど持てる。この4万通貨を長期保有するのが通常の考え方だが、Я(アール)さんの発想は違う。
■攻めのポジションはレバ最大5倍
「長期ポジションを減らすんです。たとえば3万通貨に減らすと、レバ1.5倍にするための必要証拠金は36万円。残った14万円の資金は攻めのポジションに充てるんです。攻めのポジションは短期で為替差益を狙っていくため、レバを3倍から5倍程度まで高めます」
14万円の資金に3倍のレバをかければ、2万通貨のポジションが持てる。この2万通貨の役割は攻め。短期トレードで積極的に増やしていく役割だ。このように、ポジションの役割に応じてレバを変えていくのが、Я(アール)さん発案の「可変型スワップ投資法」の特徴となる。
※クリックで拡大します
■基本は「守り」。ポジション数のルール
「ただし、重要なのは『守りのポジション数>攻めのポジション数』とすること。あくまでも基本はスワップなので、絶対に負けてはいけない。守りを固めておく必要があります。そのため、トルコリラが急落してマズいなと感じる状況では攻めのポジションを減らします」
Я(アール)さんのツイッターにはトレードの記録が頻繁に残されている。スワップ派とは思えぬ頻繁な取引だが、それらは攻めのポジションの部分だ。
「直近安値付近で買って、高値に近づいたら売る。あるいは、その逆といったように臨機応変にトレードしています。短期ポジションが買いポジションであればスワップの利回りが加速するし、売りであれば長期ポジションの含み損を補ってくれます」
Я(アール)さん(その4)へ続く。
Я(アール)さんのコラムは全4回となっています。
⇒Я(アール)さん(その1)10年以上の辛酸
⇒Я(アール)さん(その2)守りを固める低レバ運用
⇒Я(アール)さん(その3)「役割」でレバを変える
⇒Я(アール)さん(その4)ペソとのリスク分散
【プロフィール】
Я(アール)さん
兼業投資家。さまざまな投資スタイルを模索する中で独自の「可変型スワップ投資法」を編み出す。ポジションごとにレバレッジを決定していく独自のリスク管理スタイル。現在はトルコリラやメキシコペソを可変型スワップ投資法で運用し、1日1万円以上のスワップを獲得する。