【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】Я(アール)さん(その2)守りを固める低レバ運用
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今週も先週に引き続き、Я(アール)さんについてです。
⇒Я(アール)さん(その1)10年以上の辛酸
⇒Я(アール)さん(その2)守りを固める低レバ運用
⇒Я(アール)さん(その3)「役割」でレバを変える
⇒Я(アール)さん(その4)ペソとのリスク分散
■会社員でも稼げるのはスワップ投資
思うように稼げない日々が続いたЯ(アール)さん。転機となったのは原点への回帰だった。
「そろそろ取り返したいと思いましたが、デイトレやスキャルで稼ごうと思ったらチャートをずっと監視しないといけない。会社員でも稼げる方法は何かと考えたら、手っ取り早いのはスワップ投資でした」
Яさんが最初に手がけた手法もスワップ投資だった。
「再びポジションを取ったのは2017年8月ころ。今、金利が高い通貨は何かと見渡したとき、目についたのはトルコリラでした。1TRYが32円前後の時期です」
「今度こそ」の思いを込めて買ったトルコリラだったが、思惑とは裏腹に30円を割り、20円すら割って1年後にはトルコショックが勃発。15円まで暴落し、トルコリラ投資家の多くがロスカットを経験した。
■レバを1.5倍に抑えトルコショックを耐える
「僕自身はロスカットされることはありませんでした。レバレッジが1.5倍程度になるよう、ポジション量と資金を調整していたからです」
最初にFXを始めたときはレバレッジを高めすぎて失敗した。その教訓が活かされていた。
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■非常時に入金する「0.5倍分の資金」
「トルコショックでロスカットに追い込まれたのは、レバレッジが5倍を超えていたような人たち。『レバ1.5倍以下』を遵守すれば初心者はまず負けないし、ロスカットラインが近づいたときに入金するための『0.5倍分の資金』を用意しておけば絶対に負けません」
レバ1.5倍の状態で「0.5倍分の資金」を入金すれば、レバは1倍に低下する。レバ1倍ならリスクは外貨預金と同じ。ロスカットへの不安を一掃できる。
「スワップ投資では絶対に負けてはいけない。ロスカットに追い込まれれば、資金だけでなく、それまでの時間をも失うことになります。負けないために何が必要かというと資金管理の徹底。つまりレバを抑えることなんです」
■低レバ運用の難点は資金効率の悪さ
レバを1.5倍に抑えれば安全性は高まるが、資金効率の面では物足りなさもある。
「低レバ運用だけでは資金効率が悪くなります。ただ、低レバ運用は『守り』の部分。それだけでなく『攻め』を加えるのが、今やっている『可変型スワップ投資法』なんです」
低レバ運用は土台となる部分。ここにどんな「攻め」を加えていくのだろうか。
Я(アール)さん(その3)へ続く。
★Я(アール)さんのコラムは全4回となっています。
⇒Я(アール)さん(その1)10年以上の辛酸
⇒Я(アール)さん(その2)守りを固める低レバ運用
⇒Я(アール)さん(その3)「役割」でレバを変える
⇒Я(アール)さん(その4)ペソとのリスク分散
【プロフィール】
Я(アール)さん
兼業投資家。さまざまな投資スタイルを模索する中で独自の「可変型スワップ投資法」を編み出す。ポジションごとにレバレッジを決定していく独自のリスク管理スタイル。現在はトルコリラやメキシコペソを可変型スワップ投資法で運用し、1日1万円以上のスワップを獲得する。