【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】Я(アール)さん(その4)ペソとのリスク分散
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今週は、Я(アール)さんについて最終回です。
⇒Я(アール)さん(その1)10年以上の辛酸
⇒Я(アール)さん(その2)守りを固める低レバ運用
⇒Я(アール)さん(その3)「役割」でレバを変える
⇒Я(アール)さん(その4)ペソとのリスク分散
■メキシコペソの隠れた魅力
トルコリラを独自の「可変型スワップ投資法」で攻略するЯ(アール)さん。その運用先はトルコリラだけではない。
「トルコリラと同時にメキシコペソでも運用しています。スワップ金利は見劣りしますが、リスクを分散するためです。ペソは長期的にレンジで動いており、トルコリラと比べ安定しやすいと思います」
ただ、ペソでの運用にはリスク分散以外の目的もある。
「メキシコペソはレンジとはいえ値動きが軽い。1日の値幅が大きいため、短期トレードがやりやすいんです」
■「スワップがあるからリスクをとれる」
メキシコペソでも攻めと守りのポジションに分ける可変型で運用しています。調子がいい月には攻めのポジションだけで50万円の利益がとれることもあるんです」
2018年以降でメキシコペソ/円の1日の値幅を見ると1.3%。1日で動く値幅は米ドル/円の2倍以上となる。
さらに日経平均、CFDにも手を伸ばすなど、短期トレードでも着実に成果を上げている。
「奥さんにもトレードを教え、勝てるようになってきたので月数万円のアドオンがあります(笑)。ただ、そうやって攻められるのは、守りのポジションがあるからです。短期トレードで失敗しても最低限、スワップがもらえる――そう思うと、攻めやすくなります」
金利差益を安定的に狙う守りのポジションと、為替差益を積極的に狙う攻めのポジション、2つを同時に行なう可変型スワップ投資法ならではの発想だ。
■ポジションを「分解」し、資金効率を高める
「可変の原理は『低レバ運用による効率低下の改善』です。スワップ狙いは絶対に負けてはいけない。負けないためにはレバを抑え、ロスカットレートを遠ざける必要があります」
しかし、市場はいつどこまで下がるか、わからない。
「ロスカットレートまで下がらない可能性があるならポジションを分解し、攻めと守りのポジションを持つことで資金の効率化を目指そうという発想です。少しでもヤバイと思ったら、攻めのポジションを整理します」
スワップ投資に「可変型」という新たな発想を持ち込んだЯ(アール)。日々1日1万円以上のスワップをもらいながら、攻めのポジションでは月数十万円ほどの利益を得ている。その手法、検討する価値がありそうだ。
Я(アール)さんのコラムは全4回となっています。
⇒Я(アール)さん(その1)10年以上の辛酸
⇒Я(アール)さん(その2)守りを固める低レバ運用
⇒Я(アール)さん(その3)「役割」でレバを変える
⇒Я(アール)さん(その4)ペソとのリスク分散
【プロフィール】
Я(アール)さん
兼業投資家。さまざまな投資スタイルを模索する中で独自の「可変型スワップ投資法」を編み出す。ポジションごとにレバレッジを決定していく独自のリスク管理スタイル。現在はトルコリラやメキシコペソを可変型スワップ投資法で運用し、1日1万円以上のスワップを獲得する。