【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】松島修さん(その1)3億円事件、不動産、FX
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今週から、松島修さんについてのコラムが始まります。
⇒松島修さん(その1)3億円事件、不動産、FX
⇒松島修さん(その2)「欲と恐怖」の大衆心理
⇒松島修さん(その3)FXメルマガのパイオニア
⇒松島修さん(その4)性格タイプと投資スタイル
■3億円事件で疑われた父
「少年時代、近所のコンビニへ行くとスーツ姿の男性2人組が店長に『松島さんの家はどこですか?』と聞かれ案内しました。当時、話題をさらっていたのが3億円事件。2人は刑事でした。父が3億円事件の犯人ではないかと疑われたようなんです(笑)」
そう振り返るのは、エフピーネットの松島修さんだ。羊飼いブログでも連載する西原宏一さんや竹内のりひろさんのメルマガを発刊するのがエフピーネットだし、松島さんの教えを受けて専業トレーダーとなった個人投資家も少なくない。そんな松島さんのトレードに大きな影響を与えたのは父の「仕事」だった。
「父はといえば平日昼間から自宅の小さなプールで泳いで過ごし、毎日が日曜日のような日々。『サンデー毎日』が口癖で、いい大人が働きもしないために刑事に疑われたようです。もともとは会計検査院に勤めていた父ですが不正を暴きすぎたのか上司から疎まれ、次に始めたのが不動産業でした」
■土地の転売で暮らす
3億円事件が起きたのは1968年。松島さんの父が退職したのは高度経済成長時代のど真ん中だった。
「土地も激しく値上がりしていました。父は時価で買った土地をそのまま5年超保有し値上がりしたら売却してと繰り返していたそうです。最初に買ったのは東京の都心。地価の高騰はだんだん郊外へも広がっていったため、父の投資対象も都心部から西へ西へと移動し最後には山梨県まで行き着いた(笑)」
サラリーマンで貯めた資金を元手にした投資だから大々的なものではなかったが、日本経済の成長とともに資産を増やしていったようだ。
■大きなトレンドに乗れば楽に稼げる
「最初はバリバリやっていたようですが、身内の裏切りもあって燃え尽き症候群となり、ほとんど仕事しなくなりました。小学生の時、1月5日の日記に『僕のお父さんは今日で今年の仕事は終わりだと言っていました』と書いたら先生に唖然とされました。年始めに不動産の登記をしたら『1年の仕事は終了』みたいな感じだったんです」
それでも家族を不自由なく養える稼ぎを得る父の姿は、のちの松島さんに大きな影響を与えた。
「父のようにトレンドをつかめてしまえば誰でも楽に稼げる。投資で大切なのは、トレンドを見つけることだと教わりました」
この体験は後の松島さんのトレードスタイルの基本となっていく。
松島修さん(その2)へ続く。
松島修さんのコラムは全4回となっています。
⇒松島修さん(その1)3億円事件、不動産、FX
⇒松島修さん(その2)「欲と恐怖」の大衆心理
⇒松島修さん(その3)FXメルマガのパイオニア
⇒松島修さん(その4)性格タイプと投資スタイル
【プロフィール】
松島修さん
エフピーネット代表取締役。ファイナンシャル・プランナーの草分けとして1990年から活躍。株、為替、コモディティなど市場を問わず長期トレンドに従って取引する。2006年より自身のメルマガ『イーグルフライ』を発刊。西原宏一さん、マーフィー(柾木利彦)さん、竹内のりひろさんなどを見出し、それぞれのFXメルマガもエフピーネットで刊行する。マネーリテラシー育成メディア「リアルインテリジェンス」の運営も。