【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】松島修さん(その2)「欲と恐怖」の大衆心理
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、松島修さんについてです。
⇒松島修さん(その1)3億円事件、不動産、FX
⇒松島修さん(その2)「欲と恐怖」の大衆心理
⇒松島修さん(その3)FXメルマガのパイオニア
⇒松島修さん(その4)性格タイプと投資スタイル
■金価格、1000円割れ
「もともとはサラリーマンでしたが、『29歳までに独立する』と決めていました。不動産仲介や不動産コンサル、ファイナンシャル・プランナー、相続対策と業務を広げていき、同時に自分の運用も行っていました。
運用で大切にしたのも、父の生き方から学んだトレンドの大切さだった。
「2001年に取引していたのは世界の金鉱株。東京市場では1グラム1000円を割っていたような時代で金への投資は見放されていましたが、誰もがもう駄目だと思ったときは得てして大底となります」
■金上昇の初動は金鉱株、中盤からは現物
金ではなく、世界各国の金鉱株を買った理由は?
「金の上昇トレンド初動では金そのものよりも金を採掘する企業の株価のほうが上がりやすいためです。思惑通り、金は反転上昇しましたが、上昇幅は半年で20%弱。一方で金鉱株は3倍から5倍にもなりました。金の現物やETFへ乗り換えるのは、初動が終わってからで充分なんです」
※クリックで拡大します
■大衆が見放した市場が美味しい
株価指数、為替、コモディティなど世界経済の大局を見極めながら投資するのが、松島修さんのスタイルだ。
「投資でもっとも大切なのは大きなトレンドに乗ること、美味しい市場を見極めて投資することなんです」
どこにトレンドがあるか、トレンドがどんな段階にあるかを判断する材料の1つが「大衆心理」だ。
「大衆は『欲と恐怖』に支配されています。上昇トレンドを見て『置いていかれたくない、儲けたい』と欲を出して高値で買ってしまう。その後、下落しても判断ミスを認めたくないため損切りできず、急落したところで『もう損したくない』と恐怖心が生まれやっと損切りする。相場が反転するのは大衆が見放してからです」
誰もが見向きもしなくなったころ、相場はやっと反転していくのだという。今年前半、松島さんが買っていたのは原油だった。
「WTI原油が節目の20ドルを割って、さらにはマイナス価格をつけた。誰もが『原油はもう駄目だ』と思ったところが大底となり反転していきました」
松島修さん(その3)へ続く。
松島修さんのコラムは全4回となっています。
⇒松島修さん(その1)3億円事件、不動産、FX
⇒松島修さん(その2)「欲と恐怖」の大衆心理
⇒松島修さん(その3)FXメルマガのパイオニア
⇒松島修さん(その4)性格タイプと投資スタイル
【プロフィール】
松島修さん
エフピーネット代表取締役。ファイナンシャル・プランナーの草分けとして1990年から活躍。株、為替、コモディティなど市場を問わず長期トレンドに従って取引する。2006年より自身のメルマガ『イーグルフライ』を発刊。西原宏一さん、マーフィー(柾木利彦)さん、竹内のりひろさんなどを見出し、それぞれのFXメルマガもエフピーネットで刊行する。マネーリテラシー育成メディア「リアルインテリジェンス」の運営も。