【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】川崎ドルえもんさん(その2)グルグルトレインの源流
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、川崎ドルえもんさんについてです。
⇒川崎ドルえもんさん(その1)独自進化を遂げる手動リピート系
⇒川崎ドルえもんさん(その2)グルグルトレインの源流
⇒川崎ドルえもんさん(その3)グルグルトレインの仕組み
⇒川崎ドルえもんさん(その4)南アランドでのグルトレ
■老舗の手動リピート系をきっかけに着想
投資で資金を増やして将来、自分の店を持ちたい――そんな思いからFXを始めた川崎ドルえもんさん。しかし、為替市場は甘くなかった。
「最初はテクニカル分析をもとにして裁量で取引していましたが、損失が100万円に......。『楽して稼げるだろう』と甘い気持ちで始めたつもりが、経済的な打撃を被るだけでなく心理的な負担にもなってきた。裁量ではなく機械的に稼げるやり方はないかと、違うやり方を探すようになりました」
そこで出会ったのが、個人投資家の「魚屋」さんが開発した「くるくるワイド」手法だった。買いと売りの両建てを駆使しながらポジション量をコントロールしていく手法だ。
■方向性を予想しない両建て手法
FX会社が提供するリピート系注文機能は通常、買いか売りかの1方向だけで使われる。そのため、買いで発注して相場が下に行った場合には、新規注文が約定するものの利益確定が約定されず、含み損が増えていく。
「為替市場が7割はレンジであることを思えば、含み損に耐えていればいつかは利益確定できるはずなのですが、あまりに含み損が拡大すると強制ロスカットされる可能性が出てきます。それを避けるには上がるか、下がるかを正確に予想するか、含み損に耐えられるだけの資金的な余裕を持って運用しないといけません。資金に余裕をもたせると収益効率が悪くなるし、相場を正確に予想するのは不可能ですよね」
そのため、手動リピート系の多くは、くるくるワイドのように両建てを駆使していく物が多い。「上がろうが下がろうが勝てるように」との発想だ。
※クリックで拡大します
■両建て型の手動リピートをシンプルに
くるくるワイドは「手動リピート系」の中でも老舗的な手法のひとつであり、書籍化もされており挑戦する人も多いのだが、「管理が難しい」との声もチラホラ......。
「もっとシンプルな手法に落とし込めるのではないかと思い、自分なりに両建ての仕方を考えてみました。どんな比率や間隔で両建てするのがいいのか、利益確定幅はどのくらいがいいのかとノートに手書きしながらシミュレートしたんです」
過去10年、20年といった長期的な高値・安値のレンジを想定して、トラリピなどのリピート系注文機能を利用する人もいるが、想定レンジが広くなるほど収益効率は低下する。
「短期で新規と利益確定の注文を繰り返し約定させながら、反対方向に動いた場合のリスクも想定すると、両建てが有効となるんです」
とはいえ無計画に両建てするのはコストがかさむだけ。川崎さんがどんな条件で両建てするのか、その緻密に計算された手法の詳細を聞いていこう。
川崎ドルえもんさん(その3)へ続く。
>>>ぐるぐるトレイン冊子の購入はこちら
>>>>>グルトレEAの購入はこちら
川崎ドルえもんさんのコラムは全4回となっています。
⇒川崎ドルえもんさん(その1)独自進化を遂げる手動リピート系
⇒川崎ドルえもんさん(その2)グルグルトレインの源流
⇒川崎ドルえもんさん(その3)グルグルトレインの仕組み
⇒川崎ドルえもんさん(その4)南アランドでのグルトレ
【プロフィール】
川崎ドルえもんさん
自称「底辺」の高校を卒業後、建築現場での仕事へ。「魚屋」さんが編み出した「くるくるワイド」をヒントに500回以上の検証を重ねて、独自ロジックのFX手法「グルグルトレイン」へと昇華させる。電子書籍の出版や羊飼いさんがグルグルトレインを実践、EA(メタトレーダー4の自動売買プログラム)化したことなどからツイッターで話題に。グルグルトレインの解説レポートはこちらでも配布されている。