【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】バカラ村さん(その3)「ダマシ」が発するシグナル
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、バカラ村さんについてです。
⇒バカラ村さん(その1)世界大会制覇の日本人トレーダー
⇒バカラ村さん(その2)ボリンでつかむ相場のリズム
⇒バカラ村さん(その3)「ダマシ」が発するシグナル
⇒バカラ村さん(その4)メルマガでの公開トレード
■5分足のレンジ抜け失敗はチャンスになる
正統的なテクニカル分析を深く身につけているバカラ村さんならではのテクニックがある。「ダマシ」の利用だ。
「よく見かけるのが5分足でのレンジを少しだけ抜けて、戻ってくるパターン。レンジを下に抜ければ、売りでついていくのが普通ですよね。ところが、レンジの下抜けがダマシでレンジ幅の50%付近まで戻ってきたら、そのときは下では買いたい人が多いのかなと思って、買いを考えます」
いわゆる「ブルトラップ」(高値を更新して買い手を誘ってから下落するチャートパターン)や「ベアトラップ」(ブルトラップの反対)と言われる形だが、ダマシにはさまざまなバリエーションがある。昨年11月、トランプラリーの始まりもダマシだった。
「『トランプになれば円高だろう』とみんなが思っていたところに上昇した。つまりファンダメンタルズのダマシです。円高を期待して売りが多く入っていたでしょうから、その損切りも巻き込みながら強く上昇したことになります。言葉は悪いかもしれないですが、今勝っていない人に理解してほしいのは、為替市場では『他人の損切りは自分の利益』になるということ。ダマシというのは、損切りが発生しやすいポイントなんです」
■「ヘッド&ショルダー」のダマシ
チャートがヘッド&ショルダーを形成してみんなが売ったのに戻ってきてしまったら、売り手の損切りが始まる。損切りが多く発生して、新規の買いも出てくれば上昇の勢いは強まる。これもダマシを利用したテクニックだ。
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■ヘッド&ショルダーのダマシは大相場の始まり
「ヘッド&ショルダーとなってネックラインを割ると、いったんはネックラインまで戻りやすいんです。本来ならそこで売りです。ただ、もしも売りがダマシとなってネックラインとヘッドの部分の半値まで戻ってきてしまったら、その時点でダマシと考えて、買い目線に転じます。ヘッド&ショルダーのダマシは大相場になりやすいと言われているんです」
こうしたダマシを利用することで、チャート分析やテクニカル分析の知識をもっと有効に活かせるはずだし、「買い手、売り手はどこで損切りするだろうか」と他の投資家の心理を考える習慣も身につくはず。「ダマシ」の概念、分析方法のひとつとしてぜひ取り入れてみては。
バカラ村さん(その4)へ続く。
バカラ村さんのコラムは全4回となっています。
⇒バカラ村さん(その1)世界大会制覇の日本人トレーダー
⇒バカラ村さん(その2)ボリンでつかむ相場のリズム
⇒バカラ村さん(その3)「ダマシ」が発するシグナル
⇒バカラ村さん(その4)メルマガでの公開トレード
【プロフィール】
バカラ村さん
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト。2015年、トレード世界大会FX部門で優勝。FX会社が主催するセミナー講師を務めるなど日本を代表するFXトレーダーとして活躍する。スキャルピングからスイングトレードまでトレードスタイルは多彩。自身のポジションや相場観を公開するメルマガをダイヤモンド社から発行し、その実績や詳しい解説が好評を博す
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