【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】バカラ村さん(その2)ボリンでつかむ相場のリズム
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、バカラ村さんについてです。
⇒バカラ村さん(その1)世界大会制覇の日本人トレーダー
⇒バカラ村さん(その2)ボリンでつかむ相場のリズム
⇒バカラ村さん(その3)「ダマシ」が発するシグナル
⇒バカラ村さん(その4)メルマガでの公開トレード
■ボラティリティには規則性がある
テクニカル分析のイメージが強いバカラ村さん。普段はどんな視点でチャートを見ているのだろうか。
「ラリー・ウィリアムズがいっていたんです、『相場のボラティリティは規則正しい』と。相場は大きく動くとき、小さく動くときの繰り返しですが、そのリズムには一定の規則性があるということだと思います。トレードで勝ちやすいのは、相場が大きく動くときです。いつ相場が大きく動くのか、それを探るものとして利用しているのがボリンジャーバンドです」
バカラ村さんが使っているボリンジャーバンドはセンターラインが「21」、表示させるのはプラスマイナス2シグマだけと、パラメータはシンプルだ。
■トレンド順張りでのボリン活用法
「相場が動いていないときには2シグマのバンドは狭い幅で横ばいとなります。『スクイーズ』した状態です。ボラティリティが高まってくると、プラス2シグマは上向きに、マイナス2シグマは下向きにと傾きを変え、バンド幅が拡大していきます。これが『エクスパンション』。大きく動き出したということなので、トレードのチャンスとなります」
エクスパンションを始めたら追いかけてエントリーでいいのだろうか。
「大きなトレンドを意識したほうが勝率は高くなりますよね。15分足がエクスパンションして下げ始めたとき、『1時間足が下落トレンドならば売り。1時間足が上昇トレンドなら見送り』といった考え方です」
ボリンジャーバンドは決済のメドも教えてくれる。
「値動きと反対方向のバンドを見ます。エクスパンションして下落していたとき、プラス2シグマを見ると最初は上向きですが、下げの勢いが弱まると下向きへと転じます。これが決済のメドです」
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■トレンドの段階を読み解く
ただ、トレンドが強いと2本のバンドがそろって下向きとなったまま、下落が続くこともある。
「エクスパンションが始まった値動きの初期段階では高値、安値を追いかけてエントリーしてもいいのですが、2本のバンドの向きがそろってきたら勢いが弱まっているため押し目買い、戻り売りが基本です」
押し目や戻りの目安、あるいは損切りや利益確定の位置を考えるときはサポートやレジスタンス、大口のオーダーなども参考にする。
「ボリンジャーバンドは『ここで買い・売り』とピンポイントなシグナルを出すことはないですが、その形から相場がトレンドのどの段階にあるかを教えてくれる。非常に使いやすいテクニカルなんです」
バカラ村さん(その3)へ続く。
バカラ村さんのコラムは全4回となっています。
⇒バカラ村さん(その1)世界大会制覇の日本人トレーダー
⇒バカラ村さん(その2)ボリンでつかむ相場のリズム
⇒バカラ村さん(その3)「ダマシ」が発するシグナル
⇒バカラ村さん(その4)メルマガでの公開トレード
【プロフィール】
バカラ村さん
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト。2015年、トレード世界大会FX部門で優勝。FX会社が主催するセミナー講師を務めるなど日本を代表するFXトレーダーとして活躍する。スキャルピングからスイングトレードまでトレードスタイルは多彩。自身のポジションや相場観を公開するメルマガをダイヤモンド社から発行し、その実績や詳しい解説が好評を博す
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