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今週は、バカラ村さんについて最終回です。

⇒バカラ村さん(その1)世界大会制覇の日本人トレーダー
⇒バカラ村さん(その2)ボリンでつかむ相場のリズム
⇒バカラ村さん(その3)｢ダマシ｣が発するシグナル
⇒バカラ村さん(その4)メルマガでの公開トレード

■バカラ村さんのメルマガ、気になる内容は

３月からメルマガを開始したバカラ村さん。ここまでに紹介したようなテクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析も絡めて日々、「何をどう考えてどんなポジションをとったのか」が公開されている。

「ポンドドルやポンド円は急騰したため、まだテクニカル上、調整を示唆しているのですが、まずはポンド円を139.55円で買いました。ボラティリティが高く、まだ調整を示唆しているので、138円半ばまで下がれば買い増すつもりです。ストップは138円割れで考えています」（４月20日配信のメルマガ「バカラ村のＦＸトレード日報！」より）

これは４月20日に配信されたメルマガだ。いつ、いくらでエントリーし、ストップをどこにおいたのかが明記され、また、前段ではトレードの根拠なども説明されている。

■450pipsを抜いたポンド円のトレード

「４月15日でドル円は安値を付け、ユーロ円もポンド円も安値を付けて反発してきています。この動きは当面続くと予想され、リスクオンの動きが今後も続くものと思われます。
したがって、ドル円やクロス円の買いを考えており、リスクオンで一番反応しやすいオージー円の買いも考えています。どこか下がったところで買いで入りたいと思います」（上記同メルマガより）

このとき、３日後にはフランス大統領銭の第１回投票を控え、また、イギリスではメイ首相が解散総選挙を発表した直後でもあった。選挙のリスクを避けてユーロ／円は候補から外し、チャートの形からオージーも外して、選択したのがポンド／円だった。このポンド／円、２回に分割して手仕舞っていった。

「ポンド円の買いは400pips以上の含み益になっていたこともあり、一部手仕舞いしました。ドル円の底堅さもあるので、残りはまだ保有します」（４月27日配信のメルマガ「バカラ村のＦＸトレード日報！」より）

「短期的にドル円を売ることを考えて、ポンド円をいったん144.10円で手仕舞いしました」（５月１日配信のメルマガ「バカラ村のＦＸトレード日報！」より）


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■読者との活発なQ&Aも読みどころ

結果、エントリーからクローズまで455pips幅を獲得するトレードとなった。しかし、バカラ村さんのメルマガ、精度の高いトレードも魅力だけど、さらに評価が高いのは読者のQ&Aの丁寧さ。このポンド／円のトレードについても通貨ペア選びや取引数量のバランス、テクニカル的な根拠、ストップの移動、ターゲットの考え方など、さまざまな角度から質問が寄せられていたが、バカラ村さんは逐一、丁寧に答えていた。

世界No.1トレーダーのポジションがリアルタイムにわかるのは貴重だし、ＦＸの疑問を上級者に質問できるから初心者がステップアップをめざすのにもいい。興味のある人はぜひ確認を。

バカラ村さんのコラムは全4回となっています。
⇒バカラ村さん(その1)世界大会制覇の日本人トレーダー
⇒バカラ村さん(その2)ボリンでつかむ相場のリズム
⇒バカラ村さん(その3)｢ダマシ｣が発するシグナル
⇒バカラ村さん(その4)メルマガでの公開トレード

【プロフィール】
バカラ村さん
国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト。2015年、トレード世界大会FX部門で優勝。FX会社が主催するセミナー講師を務めるなど日本を代表するFXトレーダーとして活躍する。スキャルピングからスイングトレードまでトレードスタイルは多彩。自身のポジションや相場観を公開するメルマガをダイヤモンド社から発行し、その実績や詳しい解説が好評を博す
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