【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】ひふみさん(その3)5分足の下ヒゲを狙う
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今週も先週に引き続き、ひふみさんについてです。
⇒ひふみさん(その1)工場勤務のハイレバトレーダー
⇒ひふみさん(その2)原油市場を狙い撃ち
⇒ひふみさん(その3)5分足の下ヒゲを狙う
⇒ひふみさん(その4)出金、即復帰で500万円
■5分足のヒゲで反転を予想
コロナ禍でボラティリティの高まっていた3月、4月の原油市場で200万円の資金を2500万円まで増やしたひふみさん。どのようなトレードを行なっていたのだろうか。
「コロナ相場ではボラティリティが高まっていました。急騰や急落を狙うというのではなく、それほど動いていないようなときでも値幅が取りやすかったのがよかったんだと思います。基本的にはチャートだけを見ていました」
テクニカル分析は表示させず、見るのはローソク足のみ。
「表示させていたのは1時間足や5分足。とくに5分足のような短い足での下ヒゲや上ヒゲです。長めのヒゲが出たら反転を予想して取引したり、あるいはレンジっぽい動きのときに逆バリ的に入ったりしていました」
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■「億に行くか、退場か――」
こうした取引で資金を増やしつつ、冷静さも失っていなかった。
「資金が増えるごとに取引数量を増やし、常にフルレバに近い状態。ずっとハイレバで行けるなら『億に行くか、退場か』だと思っていましたが、GMOクリック証券の原油CFDは持てるポジションが最大5000枚。それだと億に達するのに時間がかかる。運で勝っていることはわかっていましたから『億に行く前に退場だろう』と」
いずれ負ける――。そう割り切っていたからリスク管理も徹底していた。
「GMOクリック証券のCFDではエントリーすると自動的に損切りの逆指値が入るようになっています。原油だと60セントくらいの幅で損切り注文が入る。ボラティリティが高いと1分でついてしまうこともある値幅ですが、遠くへズラすことは絶対しませんでした」
■YouTube配信から学んだ教訓
損切りを徹底し、また資金を守ることも行なっていた。
「5000万円くらいになったら勝ち逃げしようと思っていましたし、その前に負けても最低限の資金だけは残るように出金もしていました。400万円が200万円に減ってしまうようなことは普通にありましたが、1500万円が750万円になってしまうようなことは避けたかったので」
こうした慎重さが養われたのには、普段見ているFX放送の影響もあるのかもしれない。
「最近よく見ているのは『Aki』さんや『JIN』さんのYouTube配信。おふたりとも含み損を抱えることもありますが低レバ。20ドルで買ったら10ドルまで下がっても耐えられるような資金管理です。僕はいつもハイレバだし、含み損に耐えるくらいならさっさと損切りして切り替えたい。スタイルは違いますが、見ていて楽しいですね」
ひふみさん(その4)へ続く。
ひふみさんのコラムは全4回となっています。
⇒ひふみさん(その1)工場勤務のハイレバトレーダー
⇒ひふみさん(その2)原油市場を狙い撃ち
⇒ひふみさん(その3)5分足の下ヒゲを狙う
⇒ひふみさん(その4)出金、即復帰で500万円
【プロフィール】
ひふみさん
工場勤務の兼業トレーダー。10代後半に見た投資系ニコニコ生放送でトレーダーを志す。20歳になると同時に口座を開き、トレードを開始。株式投資やバイナリーオプション、原油、FXなど折々の盛り上がっている商品、市場へと資金を投じる。一時は20万円の資金を500万円まで増やすも2014年からの原油の下落相場で退場。2020年3月の原油市場では200万円の資金を一時2500万円まで増やす。自他ともに認めるギャンブル系ハイレバトレーダー。