【FX突撃取材!】12月10日(水曜日)■西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略
羊飼いも購読している有料メルマガ『トレード戦略指令』でお馴染み西原宏一さん!
その西原宏一さんに最新の相場観を聞いちゃおー!という企画です。
※毎週水曜日に羊飼いのFXブログでアップしますので(※許可済み)、お楽しみに♪
それでは、2025年12月10日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。
■□■12月10日(水)■西原宏一氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
そろそろマーケットでは来年の相場予測レポートが出始めている。
注目通貨のひとつに取り上げられているのが豪ドル/円だ。ただ来年を待たずにすでに豪ドルが上がり始めたので、RBAの動向を確認しておきたい。
現在、RBAの総裁はミシェル・ブロック(Bullock)氏で、彼は基本的にインフレに厳しいスタンス。ブロック総裁は、先週行われた議会証言(Senate
Economics Legislation Committee)で下記のようにコメントした。
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インフレが予想より持続的である場合、需要圧力が続いていることを示唆しており、将来の金融政策に影響を及ぼす可能性があると警告。次の数ヶ月でより多くの情報が得られるが、インフレが予想以上に持続する場合は行動する用意がある。また、これ以上の利下げがない可能性もあるし、もう少しある可能性もあると、双方向のリスクを示唆した。
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この発言の背景は下記の流れとなっている。
RBAは2025年に3回利下げを実施(2月、5月、8月)し、政策金利を3.60%まで引き下げている。しかし10月のインフレ率が予想を上回って上昇。市場は当初さらなる利下げを織り込んでいたが、ブロック総裁の発言を受けて、市場は2026年8月までの利上げ確率を90%まで織り込み始めた。
つまり、利下げサイクルが終了し、場合によっては2026年に利上げに転じる可能性すら示唆する、かなりタカ派的な発言だった。
これにより先週から豪ドル/円が上昇開始。そして昨日9日(火)に行われたRBAは政策金利(OCR)を市場予想通り3.60%で据え置き。
その後のミシェル・ブロック総裁の記者会見で、「理事会は金融引き締めが必要となるシナリオを議論した」との発言があり、豪ドル/円は反発し104円台まで上昇している。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
来年の注目通貨の一つである豪ドル/円が年末すでに上昇開始。110円に向けて上昇を開始した豪ドル/円に注目したい。
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<豪ドル/円 週足チャート>
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