【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】タカシさん(その3)「優位性」が失われるとき
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毎週金曜日にお届けします!!(今回は24日分の振替)
今週も先週に引き続き、タカシさんについてです。
⇒タカシさん(その1)億超え大学生トレーダー
⇒タカシさん(その2)通貨単体の力をみる
⇒タカシさん(その3)「優位性」が失われるとき
⇒タカシさん(その4)利益確定の考え方
■安全通貨に切り替わった豪ドル
前回教えてもらったように、マタフなどのチャートを見ながら、通貨の力関係を見てトレードしていくタカシさん。そうした力関係の変化を生み出す、ファンダメンタルズの変化にも着目している。
「2016年にブレグジットが決まってからは、ポンド売りに明らかな優位性がありました。今年はそうした大きな変化がまだ訪れていないため、やりづらいところはありますが、そんな中で注目していたのは豪ドルです」
前回、掲載したマタフでも今年もっとも買われている通貨は豪ドルだった。
「豪ドルが『安全通貨』に変わりつつあるのかなと思っています。2017年はドル高の調整が続いていますし、ユーロはフランスでの極右台頭やギリシャの債務問題再燃があり、ポンドではブレグジット不安が続いています。リスクオフ的な雰囲気になったとき、不安のある米ドルやユーロ、英ポンドは売られる。そのとき買われるのが円であり、豪ドルなんです」
■材料不足な時期はデイトレでしのぐ
豪ドルといえば以前、リスクオフで売られる通貨の代表格だった。
「豪ドルの金利が高い時期なら思考停止で豪ドルを買っていればよかった。リスクオフ的なイベントが起きると、その巻き戻しで豪ドルが売られました。しかし、今、豪ドルの政策金利は過去最低まで落ち込んでいます。『思考停止の豪ドル買い』という時代ではなくなり、安全通貨になっているのかなと思います」
タカシさんが2月に積極的にトレードしていたのも豪ドルだ。
「トランプの減税策待ちなのか材料不足な環境ですから、デイトレ的なトレードですが2月中旬、5本(500万通貨)くらいで豪ドル/米ドルの買いを繰り返していました」
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■優位性を失ったら即損切り
「前週の高値・安値を利益確定や損切りの目安としながら0.7640で買って0.7680で利益確定して、と繰り返していただけです。このときは前週安値を損切りの目安としていました。1時間足を見ながらのトレードだと、前週の高値・安値は目安として使いやすいと思います」
損切りの判断にファンダメンタルズを使うこともある。
「ファンダメンタルズの変化をもとにポジションを取った場合、その優位性が崩れたら損切りですね。テーパリングの開始を根拠にユーロを買っていたのに、極右政党のリスクが高まってきた、となれば優位性が崩れていますから損切りです。そのときpipsや含み損益は関係ありません。ポジションの優位性が崩れたのであれば損切りするのは当然ですよね」
タカシさんのコラムは全4回となっています。
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【プロフィール】
タカシさん
現役大学生トレーダー。関西の某大学に通う大学3年生。投資歴3年ながら、これまでの利益は億を優に超える。政治と通貨の強弱を重視した独特なスタイルのスウィングトレードが中心。