【FX突撃取材!】2月27日(月曜日)■竹内典弘氏の現在の相場観とFXトレード戦略
竹内典弘さんは、西原宏一さんの有料メルマガ『トレード戦略指令』の共同執筆者で、最近頻繁に金融系のメディアに出演されています。
既に西原宏一さんには、毎週水曜日と金曜日に電話取材させて頂いていますが、週初の戦略も聞きたいっ!と言うことで竹内典弘さんにお願いしました。
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それでは、2017年2月27日11時過ぎに竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■2月27日(月)■竹内典弘氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
まず最初に、2月分の米雇用統計の発表は、3日(金)ではなく10日(金)となる点に注意して頂きたい。
今週は、以下の3点が焦点となる。
[1]FOMCの前にFRB当局者が公の場で金融政策に関する発言を自粛するブラックアウト期間が延長された。各会合の前々週の土曜日から開始されることになり(従来は前週の火曜日から)、今回は3月4日(土)からということで、3日(金)のイエレンFRB議長の講演やフィッシャーFRB副議長の発言に注目が集まる。現時点で3月の利上げの織り込みは26.6%と低く、過去の統計上、利上げを実施するには前日までに70~80%の水準まで上げる必要がある。
[2]日本時間3月1日(水)午前11時から、トランプ大統領の議会演説が予定されている。トランプ大統領が発言した「税制に関する驚くべき発表」があるかどうかに注目が集まっている。しかし、財源を伴う税制改革やインフラ投資には議会承認が必要で、ハネムーン期間で混乱気味の今の状態では難しいのではないかと思っている。マーケットの期待も後退しつつあり、米金利は発言前の水準まで低下し、米ドルも軟調気味に推移している。
[3]先週に引き続き、欧州政治への注目度も高い。4月の仏大統領選において、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が勝利する可能性は低いものの、マーケットはテールリスクとして警戒している。ルペン氏はフランスフラン復活を公約に掲げており、仮にルペン氏が当選した場合、ユーロ建ての債券は減価したフラン建てで償還されることになるため、フランスが発行するユーロ建て債を敬遠する動きが出ている。ユーロにとってはネガティブなこの動きは、選挙戦に向けて継続することが予想され、しばらくユーロの上値は重くなるだろう。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
一週間のボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で110.50~114.00円、ユーロ/米ドルで1.0400~1.0650ドル、ユーロ/円で116.50~120.00円を予想している。
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