【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】なおなおさん(その4)長期の視野に立ったドル円ポジション

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今週は、なおなおさんについて最終回です。
⇒なおなおさん(その1)ヒロセ通商年間ランキング4位の億トレ
⇒なおなおさん(その2)ラインは「角度」が大切
⇒なおなおさん(その3)利益確定は細かく「多分割決済」
⇒なおなおさん(その4)長期の視野に立ったドル円ポジション
■ドル円の「ロング専門」
なおなおさんはデイトレードやさらに短いスキャルピングの時間軸でトレードが中心。それも「ロング専門」。前回紹介した両建て手法「両建てPON」では売りも入れるが、ほとんどのエントリーが買いだ。
「長期的なドル円のレートはアメリカと日本の国力の差によって決まります。『国力≒人口』だとすれば、アメリカの人口がゆるやかに増えているのに対して日本は減っている。もちろん短期的にはトランプや日銀などの要因で下がることはあっても、基調としては上がっていくと考えています」
「全体的に上がっていくものに対してはロングのほうが有利」との判断だ。
■キリのいいレートごとに買い上がる
なおなおさんは長期的な視野でのポジションも保有している。
「ドル円が5円上がるごとに100万通貨ほどをスイングトレード用として『記念購入』しています。いちばん下のポジションが100円、平均コストが137円くらい。スワップだけで1日数万円になります」
このポジションのターゲットは152円だ。
「152円まで上がれば、いったんすべて決済し、リセットしようと思っています」
■離れて暮らす子どもへの「生存確認」
なおなおさんはGMOフィナンシャル・ホールディングスの「トレードアイランド」にも「なおなお@ハムハム隊」の名前で参加している。そこで公開されているのは、このスイングトレードのポジションだ。
「トレアイの口座ではドル円のスイングのほか、株もやっているし、あとは『生存確認トレード』も行なっています。僕は今、一人暮らし。離れて暮らす娘が『お父さん、今日も生きてるな』とわかるよう、1日1回はトレードしているんです(笑)」
なおなおさんは事業とFX、株などの投資との2本柱。そのバランスはどう考えているのだろうか。
「うちの会社は他社に比べてコストが安い。それは僕がFXで稼いだお金を事業に入れているからです」
反対に事業で稼いだお金をFXに入れる人も多い。
「基本は『FXで稼いだお金を事業に入れる』。逆に『事業で稼いだお金をFXに入れる』だと事業もFXも失敗しやすいんです。ラーメン店事業だとして、本来1杯1000円のラーメンでもFXの利益を入れれば900円で提供できる。そうしたら行列ができるかもしれない。そうやって、いい循環を作れる人が生き残れているのではないでしょうか」
FXと事業、両立をめざす人はぜひ、なおなおさんの言葉に耳を傾けてほしい。
なおなおのコラムは全4回となっています。
⇒なおなおさん(その1)ヒロセ通商年間ランキング4位の億トレ
⇒なおなおさん(その2)ラインは「角度」が大切
⇒なおなおさん(その3)利益確定は細かく「多分割決済」
⇒なおなおさん(その4)長期の視野に立ったドル円ポジション
【プロフィール】
なおなお(@2305naonao)さん
兼業トレーダー。20代で株式投資を開始、2016年からはFXにも手を伸ばし、現在は株、FXのデイトレードを行なう。生涯収益は億を優に超える。日々の取引実績はヒロセ通商のリアルトレードランキングやGMOフィナンシャルホールディングスのトレードアイランドで公開中。起業家としても40代で大手企業から独立し成功を収める。