【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】インベスト弁護士さん(その1)含み損2000万円で司法試験合格
人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】は毎週金曜日にお届けします!!
今週から、インベスト弁護士さんについてのコラムが始まります。
⇒インベスト弁護士さん(その1)含み損2000万円で司法試験合格
⇒インベスト弁護士さん(その2)「材料」を狙い中期保有
⇒インベスト弁護士さん(その3)投資詐欺と対峙する弁護士
⇒インベスト弁護士さん(その4)情報商材に騙されたとき
■アンジェス株1億円買いで司法試験へ突入
「司法試験の当日、アンジェスというバイオ株を1億円分くらい持ったまま試験に臨みました。バイオ銘柄のボラティリティは激しいじゃないですか。2000万円ほどの含み損を抱え、切れないままに当日を迎えてしまったんです。朝は気配値をチェックして、昼休みもおにぎりをかじりながらスマホで株価を見ていました」
そう振り返るのはインベスト弁護士さんこと越水優介氏。その名前が示すとおり、多額の含み損を抱えながら臨んだ司法試験を無事に通過し、現在は自身で「弁護士法人越水法律事務所」を構えている。
「普通、試験会場では開始直前までみんな教材を読み込んでいました。それが当たり前で誰もチャートなんて見ませんよね」
「見たところで別に助からないんですけど」と笑うインベスト弁護士さんだが、このときの取引は約500万円の利益となった。
■「レバレッジの虜」となり常にフルレバ
「トレード歴は10年になります。在学中に起業して貯めた500万円が元手でした。投資本を30冊ほど読み漁って株から始めましたが、うまくいかない。天才的な損切り貧乏トレーダーでした」
そんなインベスト弁護士さんだが、大学3年生の時に勧められて買ったさくらインターネットがテンバガー(10倍株)となり、資産は一気に1000万円を超えた。
「脳汁が大量に出ました。この経験で『株ってチョロい!』と味を占め信用取引に、さらにはFXにも手を出し、気づいたときにはレバレッジの虜となっていました。2016年にマイナス金利が導入されたときにはショートで爆死し、10回くらい追証を入金した記憶があります。いつも追証と隣り合わせのフルポジなので気が気じゃありませんでした」
苦しい生活のなかで心の拠り所となったものがあった。
■フルレバの苦しみから逃れる唯一の癒やしが法律の勉強
「司法試験です。常にフルポジで落ち着かない日々でしたが、法律の勉強をしている間だけはドル円のことも株価のことも考えなくていい。勉強の時間はレバレッジの苦しみから開放される唯一の時間でした」
レバレッジの虜となって得た司法試験合格だったわけだ。
「おかげさまで司法試験は高順位で合格できました。投資のほうでも現在まで株やビットコインはプラス。FXはまだマイナスですが、全体の収益は億を超えています」
そんなインベスト弁護士さんがどんなトレードを行なっているのか、また投資詐欺との関わりについて聞いていこう。
インベスト弁護士さん(その2)へ続く。
インベスト弁護士さんのコラムは全4回となっています。
⇒インベスト弁護士さん(その1)含み損2000万円で司法試験合格
⇒インベスト弁護士さん(その2)「材料」を狙い中期保有
⇒インベスト弁護士さん(その3)投資詐欺と対峙する弁護士
⇒インベスト弁護士さん(その4)情報商材に騙されたとき
【プロフィール】
インベスト弁護士さん
弁護士。個人投資家。大学在学中に株やFXを始める。仮想通貨にも手を広げ、現在までに1億円を超える利益をあげる。2020年に司法試験合格。2023年に「弁護士法人越水法律事務所」を開設。妻は弁護士として活動するほか、クイズ番組やバラエティ番組でも活躍する。