【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】原田ヨシキさん(その3)格闘家のメンタルvsFX
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今週も先週に引き続き、原田ヨシキさんについてです。
⇒原田ヨシキさん(その1)岐阜さんの対戦相手はFXトレーダー
⇒原田ヨシキさん(その2)プロ格闘家から配信の世界へ
⇒原田ヨシキさん(その3)格闘家のメンタルvsFX
⇒原田ヨシキさん(その4)岐阜さんをなめたらヤラれる
■ライントレードでFX
格闘技を「休憩」した原田ヨシキさんは新たなリングを見つける。為替市場だ。
「たまたま知り合いからFXを勧められたのがきっかけでした。最初はビギナーズラックで勝った時期もありましたが、勝てなくなった。やっぱり簡単ではないですよね。それからは自分なりに考えて、水平線やトレンドライン、チャネルラインを引きながらライントレードするようになりました」
トレードスタイルはデイトレードとスキャルピングが中心だったという。
「米ドル/円だけでなく英ポンドにも手を出しましたしゴールドも。ボラがあるものを好んでトレードしていました」
■コメント欄で知った「神」の存在
FXのトレードも配信するようになった原田さんはコメント欄から、ある「神」の存在を教えられた。
「配信していると、リスナーさんからよくコメントが入るんです。『逆神・岐阜さんの逆をポジればいい』って。それをきっかけにして、岐阜さんの配信やツイッターも見るようになりました」
原田さんの意識の片隅には常に岐阜さんが居座るようになる。2021年にはこんなツイートがあった。
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上記のツイート時、原田さんとともに岐阜さんも「オジ円」=豪ドル/円をショートしていたのだろう。岐阜さんの逆神ぶりは当時の原田さんもよくわかっていたようだ。
このツイートも注目だ。
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負けたとき、自分より負けている人を探して安心する――。負けているときのよくある「FX仕草」ではあるが、自分の失敗から目をそらす、よくないムーブだ。
■FXはメンタルで負けた
「FXではメンタルで負けましたね。利益は小さく、損切りは大きい典型的な『コツコツドカン』。ヤラれたら次はロット(取引数量)を2倍にして傷口を広げる、うまくいって資金が増えたらレバレッジを上げてヤラれてしまう――ダメなパターンです」
コツコツドカン、熱くなってロット2倍、レバレッジのかけすぎ――いずれもFXの「失敗あるある」。為替市場というリングでの戦いは原田さんが劣勢だった。
「配信していても釣りをしていてもチャートが気になり夜も眠れなくなりました。リスナーさんの中には、僕がFXで資金を溶かすことを悲しむ人もいました。そうしたこともありFXはいったん撤退しよう、と」
プロ格闘家のメンタルを持ってしてもFXは難敵だった。
原田ヨシキさん(その4)へ続く。
原田ヨシキさんのコラムは全4回となっています。
⇒原田ヨシキさん(その1)岐阜さんの対戦相手はFXトレーダー
⇒原田ヨシキさん(その2)プロ格闘家から配信の世界へ
⇒原田ヨシキさん(その3)格闘家のメンタルvsFX
⇒原田ヨシキさん(その4)岐阜さんをなめたらヤラれる
【プロフィール】
原田ヨシキさん
格闘家、漁師、配信者。2008年、シュートボクシングのリングでデビューし、以降はプロの格闘家としてDEEPやKrushなど大手格闘技イベントのリングに数多く上がる。2017年12月のレオナ・ペタス戦を最後に格闘家は「休養」。FXに打ち込んだ時期を経て、現在は地元・千葉でのウナギやハマグリ漁の様子をふわっちで配信するとともに「原田水産」として販売。配信者の格闘技イベント「spark」を定期的に開催する。168センチ、75キロ。