【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】原田ヨシキさん(その4)岐阜さんをなめたらヤラれる
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今週は、原田ヨシキさんについて最終回です。
⇒原田ヨシキさん(その1)岐阜さんの対戦相手はFXトレーダー
⇒原田ヨシキさん(その2)プロ格闘家から配信の世界へ
⇒原田ヨシキさん(その3)格闘家のメンタルvsFX
⇒原田ヨシキさん(その4)岐阜さんをなめたらヤラれる
■四角いリングから大海原へ
四角いリングから為替市場へ、そして海へ――。原田ヨシキさんが今、上がっているリングは太平洋の大海原だ。
「コロナ禍でジム経営が頓挫し、配信だけで生活できるわけでもなく厳しいなと思っていたとき、地元の海で釣りしていたらウナギが釣れたんです。ウナギが釣れるんだったらたくさん釣って売ればいいじゃないか、と」
釣る様子を配信し、釣れたウナギを売却すれば一石二鳥だ。
「漁業権も取得し、ウナギ御殿を建てるぞと意気込んだんですが、甘くなかった。信用がないと業者が買ってくれないんです。本当に千葉県産なの?と疑われるし、値段も足元を見られてしまう。仕方ないんですが、じゃあ自分でさばいて販売するか、と」
設備を用意して、かば焼きにしたウナギを真空パックで販売すると配信のリスナーを中心に売れるようになった。屋号は「原田水産」。ツイッターのDMなどで申し込めば買えるという。
■漁の繁忙期と重なる試合
「ウナギは一昨年が150匹、仕掛けを進化させた去年は430匹取れました。今はハマグリも取っています。お金目当てっていうより、子どものころクワガタやカブトムシを夢中で追いかけた、あれと同じ感覚です」
原田水産での収入は「むしろ赤字かもしれない」というレベルだという。
「ガソリン代や電気代がかかるし、ハマグリが取れるのは5、6月、ウナギは4月から10月くらいまでだけ。冬は無職です(笑)」
気になるのは漁の時期だ。岐阜暴威さんとの対戦は8月。ウナギ漁が最盛期の中での対戦となる。
「今はハマグリもウナギも取れる、いちばん忙しい時期だし、それが終われば7月の丑の日に向けてたくさん焼かないといけない。練習する時間もないので、ハマグリを取りながら海でトレーニングです(笑)」
■「岐阜さんをロスカットさせる」
ただ、「なめたらヤラれる」と原田さんは警戒心を高めている。
「岐阜さんみたいなタイプは『勝っちゃいました~』みたいなことが意外とある。正直、やらかしそうで怖いです。でも僕もプロ。岐阜さんをノックアウト......いやロスカットさせます。あの人が抱えている含み損ポジションとともに」
岐阜さんとの対戦が決まってから再びFXもトレードしている原田さん。ロスカットされるのはどちらなのか、リングでもFXでも注目だ。
原田ヨシキさんのコラムは全4回となっています。
⇒原田ヨシキさん(その1)岐阜さんの対戦相手はFXトレーダー
⇒原田ヨシキさん(その2)プロ格闘家から配信の世界へ
⇒原田ヨシキさん(その3)格闘家のメンタルvsFX
⇒原田ヨシキさん(その4)岐阜さんをなめたらヤラれる
【プロフィール】
原田ヨシキさん
格闘家、漁師、配信者。2008年、シュートボクシングのリングでデビューし、以降はプロの格闘家としてDEEPやKrushなど大手格闘技イベントのリングに数多く上がる。2017年12月のレオナ・ペタス戦を最後に格闘家は「休養」。FXに打ち込んだ時期を経て、現在は地元・千葉でのウナギやハマグリ漁の様子をふわっちで配信するとともに「原田水産」として販売。配信者の格闘技イベント「spark」を定期的に開催する。168センチ、75キロ。