【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】シンボリルドルフさん(その4)FIRE達成でも新たな手法へ挑戦
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今週は、シンボリルドルフさんについて最終回です。
⇒シンボリルドルフさん(その1)メキシコペソで会社退職へ
⇒シンボリルドルフさん(その2)仕込みどきには徹夜で監視
⇒シンボリルドルフさん(その3)独自の「理論高値率」を武器に
⇒シンボリルドルフさん(その4)FIRE達成でも新たな手法へ挑戦
■退職の挨拶で話したこと
メキシコペソ/円の一部を6円台で決済し、為替差益だけで約2000万円の利益となったシンボリルドルフさん。3月末には勤務先を退職し、FIRE=早期退職を果たした。
「会社での最後の挨拶で話したのは、『人生の選択肢を増やすために行動は早く起こした方がいい』ということです」
シンボリルドルフさん自身、FXはまだ4年だが株式投資は10年以上前から行なっていたし、スワップ狙いFXで経済的自立を果たした今も、新たな勉強へも意欲的だ。
「株で行なっていたような自動売買をFXでも実現できたらとPython(パイソン、プログラミング言語)の勉強を始めました。Pythonを覚えれば競馬の自動発注にも使えるんじゃないかと(笑)」
あわよくば競馬でもとの下心がありつつ、本命はFXでの自動売買。スワップ狙いではなくデイトレードだ。
■ピボットを利用した逆張り手法
「今は順張りと逆張り、2つの手法で裁量トレードしています。そのひとつがピボットを利用した逆張り手法です」
ピボットは前日の始値・高値・安値・終値から計算されたレートを利用した分析手法のひとつ。中心となるピボットラインと、その上に引かれるR1、R2、下に引かれるS1、S2などを利用したテクニカル分析だ。
「私の場合、週足でピボットのレートを計算し、『R1からR2の間で売り、ピボットで利益確定、R2の約10pips上でストップ』、『S1からS2の間で買い、ピボットで利益確定、S2の約10pips下でストップ』といったように発注しています。R2、S2から60pipsほど離れたところから分散してエントリーし、R2、S2でドカっと大きめに入る。そこでの反転を狙って、反転しなければ撤退です」
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エントリーと決済のポイントをチャートに示すと、上図のようになる。木曜日までに約定しなかった注文はすべてキャンセルだ。
「ピボットを使った逆張りをドルストレート7通貨ペア(対円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、豪ドル、NZドル、カナダドル)で行なっています。まだ試行錯誤の途中ですが成績は良好。月ベースではプラスになっています」
■移動平均線での順張り手法も
このピボット手法は週末にまとめてイフダンOCO注文を発注できるが、シンボリルドルフさんにはもうひとつ、順張り手法もある。
「順張り手法では移動平均線や平均足を利用します。移動平均線のブレイクをエントリー条件としているため、事前に発注できません。そのためPythonで自動化できないかなと」
得意のスワップ狙いFXだけでなく、裁量トレードでも利益を追求するシンボリルドルフさん。その手法や投資への姿勢からは学ぶべきことが多そうだ。
シンボリルドルフさんのコラムは全4回となっています。
⇒シンボリルドルフさん(その1)メキシコペソで会社退職へ
⇒シンボリルドルフさん(その2)仕込みどきには徹夜で監視
⇒シンボリルドルフさん(その3)独自の「理論高値率」を武器に
⇒シンボリルドルフさん(その4)FIRE達成でも新たな手法へ挑戦
【プロフィール】
シンボリルドルフさん
優待目的で買ったオリエンタルランドを皮切りに株式投資を始め、システムトレードを中心に約20年の投資歴。2018年、スワップ金利を目的にFXへ参入。メキシコペソと南アランドによるポートフォリオで年間約2000万円のスワップ収入を得る。シストレ経験を活かした裁量取引も行なう。