【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】シンボリルドルフさん(その2)仕込みどきには徹夜で監視
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今週も先週に引き続き、シンボリルドルフさんについてです。
⇒シンボリルドルフさん(その1)メキシコペソで会社退職へ
⇒シンボリルドルフさん(その2)仕込みどきには徹夜で監視
⇒シンボリルドルフさん(その3)独自の「理論高値率」を武器に
⇒シンボリルドルフさん(その4)FIRE達成でも新たな手法へ挑戦
■ロシアルーブルを買ったのか
ロシアがウクライナへ侵攻する3か月前、シンボリルドルフさんはこう話していた。
「次に狙っているのはロシアルーブル。下がったら買ってもいいかなと思っています」
9%の高金利で注目を集めていたロシアルーブルだが、ウクライナ侵攻直後に50%以上の暴落となった。シンボリルドルフさんは買っていたのだろうか。
「結果からいえば買っていませんでした。もし買っていたとしても早々に損切りしていたと思います」
スワップ投資家は損切りしないと思われがちだが、シンボリルドルフさんは損切りすべきときにはスパッと切っていく。5200万通貨を保有するメキシコペソも損切りからのスタートだった。
■メキシコペソの損切りと再参入
「トルコリラからメキシコペソへ乗り換えた後に起きたのがコロナショックです。平均単価5.3円ほどで買いポジションを持っていましたが、コロナショックで4.2円まで暴落。死ぬかと思いましたが、小さな反発局面などで細かく損切りし、300万円ほどの損失にとどめられました」
一度は損切りしたシンボリルドルフさんだが、再びメキシコペソを買っていく。
「『スワップ投資は買って放っておけばいい』というのはそのとおりなんですけど、そこまで単純ではないのも事実です。高金利だからとレートも見ないで買っていては失敗するのも当然。安心して放っておくには、安く買うことが必要です。コロナショックでは損切りを迫られましたが、同時に安く買い直す最大のチャンスだとも思いました」
コロナショックの起きた2021年3月から4月にかけて、シンボリルドルフさんは会社から帰宅すると毎晩のように朝までチャートを凝視した。
「底打ちしたのを確認してからでないと買えない。いつ底打ちするだろうと朝までチャートを見ていました」
買っていったのは4月後半。そろそろと買い進めていった。
「チャートがダブルボトムを形成し、ネックラインを上抜けていった4.6円台から5円までの間で買い進めていき、合計4000万通貨になりました」
もっとも安いもので4.35円、平均単価は4.8円台だった。
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■10倍のレバレッジをかける理由
「レバレッジ? もちろんかけています。10倍ほどです」
スワップ投資にしては相当なハイレバだ。
「『そんなに高いの?』と驚かれるんですが、僕の感覚だとレバレッジをかけないならFXをやる意味がありません。ただ、レバをかけるかわりに損切りもするし、底値を狙って安く仕込んでいるんです」
その後も毎週月曜日の朝10時に25万通貨を定期購入し、急落局面でもスポットで買っていき、合計5200万通貨となった。このメキシコペソが生んでくれる不労所得は1日3万6000円になる。
シンボリルドルフさん(その3)へ続く。
シンボリルドルフさんのコラムは全4回となっています。
⇒シンボリルドルフさん(その1)メキシコペソで会社退職へ
⇒シンボリルドルフさん(その2)仕込みどきには徹夜で監視
⇒シンボリルドルフさん(その3)独自の「理論高値率」を武器に
⇒シンボリルドルフさん(その4)FIRE達成でも新たな手法へ挑戦
【プロフィール】
シンボリルドルフさん
優待目的で買ったオリエンタルランドを皮切りに株式投資を始め、システムトレードを中心に約20年の投資歴。2018年、スワップ金利を目的にFXへ参入。メキシコペソと南アランドによるポートフォリオで年間約2000万円のスワップ収入を得る。シストレ経験を活かした裁量取引も行なう。