【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】CFDやってる放射線科医さん(その4)未来は常に分岐する
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週は、CFDやってる放射線科医さんについて最終回です。
⇒CFDやってる放射線科医さん(その1)米株指数CFDで700万円の利益
⇒CFDやってる放射線科医さん(その2)「右側予測修行」で見つける法則性
⇒CFDやってる放射線科医さん(その3)米国株の天井を見抜く
⇒CFDやってる放射線科医さん(その4)未来は常に分岐する
■「未来の樹形図」を頭に描く
前回見た米国株指数の取引では資金500万円で約300万円利益をあげていたようにCFDやってる放射線科医さんの取引はかなり大胆。リスク管理はどのように考えているのだろうか。
「エントリーする時点でシナリオを立てています。ただ、未来は常に分岐する。ひとつの決まったシナリオに沿って進むわけではなく、分岐点ごとに複数の選択肢があり未来は変化していきます。どこが分岐点となり、どう分岐していくのか、『未来の樹形図』を頭にイメージし、損切りや利益確定のポイントを決めています」
今日の分析結果では上がる可能性が高いように見えても、数日後に節目の安値を割ってしまえば上がる可能性は低くなる。反対に節目の高値を超えてくれば上昇確率は高まるとも考えられる。そうやって分岐点ごとにシナリオは絶えず変わっていく。
「上がるシナリオの可能性が80%、下がるシナリオが20%だとしたら買いで入りますが、20%に対するリスクヘッジとして損切りが必要ですし、『わからない』という判断も重要。わからなければポジションをとりません」
■資金管理の「2%ルール」を自己流にアレンジ
損切りで目安とするのが「2%ルール」。1取引の損失を資金の2%以内に抑える資金管理のルールだ。
「自分も2%ルールに近い資金管理です。普段はリスクを2%に抑え、自信がある取引では3%、自信がないときは1%といったようにリスク量をコントロールしています。暴落時にはもっとリスクをとることもありますが、通常の相場ではこの程度の比率ですね」
では利益確定はどのように考えるのだろうか。
「まだ発展途上です。自己分析をしていて感じたのは、自分は握力が強すぎるということ。持ち越しすぎて、ピークを超えてからやっと決済することが多い。強すぎる握力は自覚しているので最近は意図的に早めに決済しています」
■「投資を始めるなら早いうちに」の意外な理由
初期の失敗から「思い込みトレード」と「右側予測修行」で修行を積んだ放射線科医さん。自身の経験からも「投資を始めるなら早いほうがいい」と言う。
「いろんな人が言うことですが、私も同感です。投資を始めるなら早いほうがいいと思いますが、その理由は多くの人が言う『早く始めるほど複利効果が高まるから』ではありません。早く始めたほうがより多くの経験を積めるからです」
放射線科医さんは投資を始めてすぐ800万円を失い、手痛い打撃となった。
「20代のうちに30万円で始めて失敗してゼロにするのも、50代で始めて1000万円をゼロにするのも経験値としては一緒。ただ10万円ならば取り返すことも簡単です。誰もが最初は失敗しますし、大きな損失を被るとメンタルに負荷がかかる。最初は誰もが失敗します。30万円だけ入金して『30万円じゃない、300万円なんだ』と心の底から思い込んで経験値を積んでいくことをおすすめします」
放射線科医さん自身が取り組んだ「思い込みトレード」、初心者はここから始めてみよう。
CFDやってる放射線科医さんのコラムは全4回となっています。
⇒CFDやってる放射線科医さん(その1)米株指数CFDで700万円の利益
⇒CFDやってる放射線科医さん(その2)「右側予測修行」で見つける法則性
⇒CFDやってる放射線科医さん(その3)米国株の天井を見抜く
⇒CFDやってる放射線科医さん(その4)未来は常に分岐する
【プロフィール】
CFDやってる放射線科医さん
6年前、研修医時代に日本株などへの投資を始める。資金を減らし続けたため、資金を減らしながらも高額だと思い込ませてメンタルに負荷をかける「思い込みトレード」で修行。2年間、実力を磨いた末に500万円の資金で本格的なトレードへ復帰する。トレードアイランドの2021年収益額ランキングでは年間249位に。