【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】CFDやってる放射線科医さん(その2)「右側予測修行」で見つける法則性
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今週も先週に引き続き、CFDやってる放射線科医さんについてです。
⇒CFDやってる放射線科医さん(その1)米株指数CFDで700万円の利益
⇒CFDやってる放射線科医さん(その2)「右側予測修行」で見つける法則性
⇒CFDやってる放射線科医さん(その3)米国株の天井を見抜く
⇒CFDやってる放射線科医さん(その4)未来は常に分岐する
■過去のチャートで未来予測を修行する
トレードを始めたものの800万円の損失を出し修行に入ったCFDやってる放射線科医さん。前回紹介した「思い込みトレード」でメンタルを鍛えるとともに手法の修行も行なっていた。
「『予測能力を高める』ための修行です。最初の敗因は手法というほどの手法がなく予測精度が圧倒的に低いことが敗因のひとつでした。そのため、チャートの右側を隠して、『この先どうなるか?』と予測する訓練を行なったんです」
過去のチャートをさかのぼり、右側を隠してローソク足だけを頼りにして「この先どうなる?」と予測する詰め将棋のような修行だ。
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■相場の99%はランダムウォークだが...
「しかし、どんなに予測しても相場は不規則なランダムウォーク。勝てそうだなと思う法則があっても検証すると勝ち負けがトントンになることがほとんどでした。ただ、ごくわずか法則性がある場面があったんです」
どんな法則だったのだろうか。
「経験的なものなので、言葉にしづらいのですがテクニカル分析やファンダメンタルズ分析ではありません。私に言わせればファンダメンタルズはすでにチャートに織り込まれているし、テクニカル分析も過去の価格の連続性を追いかけているだけなのであまり意味がない。でも、たとえばダブルトップってありますよね。これはテクニカルでもファンダメンタルズでもなく、値動きそのもの。そうしたことから見いだせる法則です」
■時間軸が長いほどランダム性は低下する
放射線科医さんは言葉を濁したが、ファンダメンタルズはもちろん、見ているチャートがどの銘柄なのかさえも気にせずに行なっていた修行だから、そこから見いだせる法則性はローソク足のフォーメーションやチャートパターン的なものだったはずだ。
「もう少しヒントを話せば『相場はフラクタル(時間軸が異なっても現れるパターンは同じとする考え方)』とは言うものの時間軸が短いほどランダム性は高くなる。時間軸が長いほど安定性が高まります。明日の値動きを予測したいなら50日、100日はさかのぼったほうがいいし、来年を予測するなら100年前までさかのぼる。100年前といえば昭和恐慌のころですが、そのくらい長く見ています」
広い視野でチャートを見て、右側を予測してみよう。
CFDやってる放射線科医さん(その3)へ続く。
CFDやってる放射線科医さんのコラムは全4回となっています。
⇒CFDやってる放射線科医さん(その1)米株指数CFDで700万円の利益
⇒CFDやってる放射線科医さん(その2)「右側予測修行」で見つける法則性
⇒CFDやってる放射線科医さん(その3)米国株の天井を見抜く
⇒CFDやってる放射線科医さん(その4)未来は常に分岐する
【プロフィール】
CFDやってる放射線科医さん
6年前、研修医時代に日本株などへの投資を始める。資金を減らし続けたため、資金を減らしながらも高額だと思い込ませてメンタルに負荷をかける「思い込みトレード」で修行。2年間、実力を磨いた末に500万円の資金で本格的なトレードへ復帰する。トレードアイランドの2021年収益額ランキングでは年間249位に。