【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】スノーキーさん(その4)どんな設定で運用するか
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週は、スノーキーさんについて最終回です。
⇒スノーキーさん(その1)芸人からトレーダーへ
⇒スノーキーさん(その2)スキャルからリピート系へ
⇒スノーキーさん(その3)月30万円を稼ぐリピート系活用法
⇒スノーキーさん(その4)どんな設定で運用するか
■長期チャートで値位置を確認する
資金管理重視でリピート系発注機能を活用するスノーキーさん。最近はどんな設定で発注しているのだろうか。
「リピート系は『米ドル/円の買い』で使う人が多いのですが、いつもそれが得策だとはかぎりません。長期的な位置を確認すると、過去5年ほどの高値は125円、安値は98円です。100円に近ければ買いで入りやすいし、125円付近なら売りで入りやすいですが、でも、現在の110円付近は長期的なレンジのちょうど真ん中あたり。上下どちらに行く可能性もあり、買いと売りの判断が難しいんです」
リピート系では長期的なチャートを見て、現在がどんな値位置にあるのか、確認することが必要だ。
※クリックで拡大します
■資金効率も考えて豪ドル/円の買い
「同じように考えて豪ドル/円のチャートを見ると、リーマンショック後の高値・安値のレンジの下側です。豪ドルはレートの絶対値が小さいため証拠金も少なく済みますし、買いで入るとスワップ金利にも期待できる。そのため今は豪ドル/円を買いで発注しています」
発注する前に必ず考えておくのが資金管理だ。
「発注したときには80円付近だったので、9円幅の下落を想定しています。そうすれば『過去10年の最安値72円まで下落することがあっても強制ロスカットされない』ということになりますから」
※クリックで拡大します
■口座へログインするのは週に1回程度
こうした発想で発注したリピート系発注機能を3か月単位で見直しながら回転させていくのがスノーキーさんの基本戦略だ。
「高値・安値や重要なサポートライン・レジスタンスラインに近づいたり、トレンドを一変させるようなニュースが出たりすると戦略を見直します。ただ、口座にログインするのは週1回程度ですし、為替レートも頻繁にチェックするわけではありません。約定通知のメールを見ていれば、おおよそのレートはわかるんです。今日だったら新規の約定メールが27通、決済が15通。『決済よりも新規が多いということは下がってるんだな』と推測できて、ちょっと嫌な気持ちになったり(笑)」
6月にはリピート系発注機能の活用法を解説した著書『FXで負けないたったひとつの資産運用-ループイフダン入門と実践-』を刊行したほか、FX系YouTuberとして市況解説などの動画を定期的にアップロードしたり、店頭FXのレバレッジ規制強化へ反対する活動を行なったりと、積極的な動きが目立つスノーキーさん。今後の活動にも注目を!
スノーキーさんのコラムは全4回となっています。
⇒スノーキーさん(その1)芸人からトレーダーへ
⇒スノーキーさん(その2)スキャルからリピート系へ
⇒スノーキーさん(その3)月30万円を稼ぐリピート系活用法
⇒スノーキーさん(その4)どんな設定で運用するか
【プロフィール】
スノーキーさん
専業トレーダー。2005年に株を始め、3年後からはFXを手がけるようになる。当初はデイトレードやスキャルピングを中心としていたが、現在はリピート系発注機能を中心としたスタイルに転換。YouTuberとしても活躍するほか、レバレッジ規制強化反対の立場から積極的に情報を発信する。6月に新著を刊行予定。