【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】つかささん(その2)ダウ理論の発展系「帯」
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、つかささんについてです。
⇒つかささん(その1)トレーダー集団「GT5」
⇒つかささん(その2)ダウ理論の発展系「帯」
⇒つかささん(その3)「帯」を使ったデイトレ
⇒つかささん(その4)課題は「メンホー」
■サポート、レジスタンスをゾーンで考える
「最初にやっていたのは『聖杯』(絶対に勝てる手法)探しです。FXは『勉強すれば勝てるギャンブル』だと思っていたので聖杯を探し求めて、インディケーターをこねくりまわしていました。食事と睡眠の時間以外はほぼずっと研究しましたが、もちろんFXに聖杯はない。結局、行き着いたのはダウ理論でした」
チャールズ・ダウが19世紀後半にまとめた相場の分析体系がダウ理論。ファンダメンタルズはチャートに織り込まれると考え値動きそのものを分析対象とし、なかでもトレンドを重視したことが特徴だ。
「ボクも最初はダウ理論に従ってサポートやレジスタンスを『ライン』で見ていました。ただ、ラインで見ていると突き抜けてから反発したり、届かずに手前で反転したりすることが多かった。そこで生まれたのが、ひとつのレートではなく『複数のレートの集まり』で見る『帯』(おび)が生まれたんです」
■短期筋の売買が否定されたときがチャンス
GT5の3人は各々にエントリーポイントが異なる場合もあるが、チャートの見方はほぼ同じ。共通するのは「縦軸」である価格への意識であり、その重要な節目を可視化する「帯」だ。
「帯はブレイクした高値・安値と、売買の攻防があったレートが上限と下限になります」
たとえば日足や1時間足レベルの大きな流れが下落なのに、5分足や1分足では上昇しているとき。短期筋は短い足の上昇をとろうと押し目買いを入れてくる。
「ところが、安値を割って下落すると、押し目買いが間違いだったことになります。押し目買いの否定です。このときはブレイクした安値が帯の下限に、買い手と売り手の攻防があったゾーンの高値が帯の上限になります」
■帯の引き方とは
実際につかささんがトレードしたチャートをもとに帯を引いてもらったのが下記のチャートだ。次回はこの帯を使ってどうトレードするのかを、聞いて行こう。
※クリックで拡大します
つかささん(その3)へ続く。
つかささんのコラムは全4回となっています。
⇒つかささん(その1)トレーダー集団「GT5」はコチラ!
⇒つかささん(その2)ダウ理論の発展系「帯」
⇒つかささん(その3)「帯」を使ったデイトレ
⇒つかささん(その4)課題は「メンホー」
【プロフィール】
つかささんWe Love FX ~season Ⅱ~
バンドを組んでいた20代でFXを開始するも240万円を失い撤退。耳の悪化により音楽系の仕事が困難になったことからFX専業トレーダーへの転職を決意。最初の1年間をデモ口座での研究、仲間との研鑽に費やし、独自の「帯」を軸にしたトレード理論を確立させる。勝てない時代にともに研究した仲間2人とトレーダー集団「GT5」としてブログを更新。オフ会なども積極的に開催する。