【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】ブラッドリーさん(その3)「フラクタル・エッジ」の基本
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、ブラッドリーさんについてです。
⇒ブラッドリーさん(その1)アメリカ人も呆れたトランプ会見についてはコチラ!
⇒ブラッドリーさん(その2)「買いバブル」と「売りバブル」についてはコチラ!
■2つのバンドを併用する新手法
ブラッドリーさんが愛用している「フラクタル・エッジ」手法。そこで使うのはTMA(三角移動平均線)やバブルバンドといった独特なテクニカル分析だ。
「じつはTMAも通常の移動平均線ではなく、TMAを中心としたバンドを表示してくれる『TMAバンド』を使っています。TMAを中心とした値幅を描くエンベロープのようなテクニカルです」
こうしたテクニカル分析のMT4用カスタムインディケータはブラッドリーさんのウェブサイトでダウンロードできる。
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■「バブル」の発生は反転の兆し
「注目してほしいのが、TMAバンドとバブルバンドの2つのバンドです。ローソク足は基本的にTMAバンドのなかで動きますが、たまに外側へはみ出すことがあるんです」
2つのバンドを表示させたチャートを見ると、たしかにほとんどの足はTMAバンドの内側で推移するが、まれに外側へ飛び出すことがある。
「そんなとき、バブルバンドとTMAバンドの位置関係に注目してください。バブルバンドがTMAバンドの外側へ飛び出したときは『バブル』の発生。エントリーのセットアップです」
ちなみにバブルバンドのセンターラインも外へ飛び出すと、「ダブルバブル」と呼ぶのだそう。
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■TMAバンドの内側に戻ったらエントリー
「1・バブルバンドがTMAバンドの外側へ飛び出す『バブル』が発生すること、2・ローソク足もTMAバンドの外側へ飛び出すこと。これでセットアップが完了です。外側へ飛び出していたローソク足が再びTMAバンドの内側へ戻ってくることを期待してポジションを取ります」
ただし、まだエントリーはしない。
「ローソク足がTMAバンドの内側でクローズするのを待ってから、エントリーします。これが『フラクタル・エッジ』という手法。私はよく15分足で使っています。ストップは直近高値・安値を目安に、少なくとも20pipsは離してください。利益ターゲットはグリーディ(強欲)になりすぎずストップ幅と同幅を目安にすると勝率が高まります」
これがフラクタル・エッジの基本。見慣れないテクニカル分析が多いため戸惑うかもしれないが、検証する価値はありそう。
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⇒ブラッドリーさん(その4) エントリーに必要な「フック」についてはコチラ!
【プロフィール】
ブラッドリー・フリードさん
アメリカ・カリフォルニア州出身。メリーランド大学ロバートH.スミス経営学院のMBAプログラムを卒業し来日。投資銀行系証券会社やファンド系証券会社でアナリストとして活躍する。2007年、ロブ・ブッカーからFXを学び始める。ロブとの共著に『超カンタン
アメリカ最強のFX理論』などがある。新手法「フラクタル・エッジ」を実戦に投入した昨年のパフォーマンスは35%のプラスに。