【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】アーリス機長さん(その4)岐阜さん、JINさんを参考に
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今週は、アーリス機長さんについて最終回です。
⇒アーリス機長さん(その1)3度のFX引退と復帰の末に
⇒アーリス機長さん(その2)約4000万円がほぼゼロに...
⇒アーリス機長さん(その3)最短で強制ロスカされる方法
⇒アーリス機長さん(その4)岐阜さん、JINさんを参考に
■「毎朝10万円」の損切りルール
「売買についても見直しました。負けにつながる芽を早めにつむためには急騰・急落に飛びつかないことがカギ。今はなるべく長期足を見て、多少の急騰・急落でも『動いていない』という意識を保ち、飛び乗らないようにしています」
ロットも以前より落とした。
「最大2万通貨までナンピンする前提なら5000通貨から入るなど、本能的にフルレバとなってしまわないよう取引量の計画を立てています」
利益確定もこまめに行ない、日々の利益を確保するようにもなった。
「それにより損切りしやすくなりました。逆張りのスタイルは変えていないため、反転するまでに含み損を抱えることがあります。含み損が50~100万円になったら損切りです」
ただし、一度に切らず、『毎朝10万円』を目安に切っていくという。
■「負けの芽」を早めにつむ
「今は1日10万円ほど稼げるようになりました。10万円の損切りならば『今日中に取り返せる』と思い、切りやすいからです。朝に切るのもその日中に挽回できるように、です。そうやって反転を待ちながら毎日段階的に損切りし、最大の課題である大負け=強制ロスカットを回避しています」
以前の反省を踏まえて「大負けしない、大負けにつながる芽を早めに摘む、負けパターンの上流でせき止める」ことが大テーマだ。
「フルレバとならないよう、証拠金維持率もきちんと見るようにしました。参考にしたのはJINさんの基準である『300%以上』。300%を割らないよう、ポジション量を抑えています」
「資産の9割FX口座」だった資産配分もバランスを考えるようになった。
「FXで強制ロスカットを食らっても生活が影響を受けない状況を作らないといけない。以前は預金残高がゼロになるほどに入金していたので、バランスを心がけたほうがいいのかなと思っています。今はまだ資産の8割がFX口座ですが......」
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■どん底からの復活を見てもらいたい――
こうした見直しの成果は数字に現れてきている。2024年の損益は8月5日までが1515万円のマイナスだったが、8月6日以降は305万円とプラスに転じている。20万円まで減った資金は入金したこともあり780万円まで回復した。
「レバレッジを抑えたことで不安になることもなく、いちばんの課題である損切りも、未だに苦手ですが、自分なりのやり方が見えてきました。負けをすぐに取り返せるとは思わないですが、光が見えてきた気はします」
光の先に見ている光景とは。
「いつかは岐阜暴威さんのように退職したいとは思いますが、あまりこだわりはありません。まずは生涯収支のプラ転、そして億トレになれれば、というくらいで、それよりはどん底から復活して、成功した姿を見てもらいたい。なんとか踏ん張りたいですね」
アーリス機長さんなら華麗な復活劇を見せてくれるはず!
アーリス機長さんのコラムは全4回となっています。
⇒アーリス機長さん(その1)3度のFX引退と復帰の末に
⇒アーリス機長さん(その2)約4000万円がほぼゼロに...
⇒アーリス機長さん(その3)最短で強制ロスカされる方法
⇒アーリス機長さん(その4)岐阜さん、JINさんを参考に
【プロフィール】
アーリス機長( @ARLISS_FX )
兼業投資家。京都大学卒業。2017年、トルコリラへのスワップ投資でFXを始めるも強制ロスカットされFXを引退。その後、3度の引退と復帰を繰り返し、2023年には生涯収支がプラスに転じるも2024年8月5日のブラックマンデーで通算10度目の強制ロスカット。総資産20万円へ。港区のタワーマンションから郊外へと転居を余儀なくされる。現在は投資手法を見直し、8月からの3か月間で300万円ほどのプラスに。