【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】アーリス機長さん(その2)約4000万円がほぼゼロに...
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今週は先週に引き続き、アーリス機長さんについてです。
⇒アーリス機長さん(その1)3度のFX引退と復帰の末に
⇒アーリス機長さん(その2)約4000万円がほぼゼロに...
■円安相場に逆張りスイングで立ち向かう
3度のFX引退と復帰を繰り返したアーリス機長さんが3回目の復帰を遂げたのは2020年12月。それからの2年間、収支は好調で生涯収支はプラスに転じた。
「強制ロスカットも4度ありましたが、うまくリカバリーもでき収支はプラスにできました」
アーリス機長さんの手法は逆張りが中心。2022年といえば今に至る円安相場の起点となった年。一方向に上がっていく相場では苦戦することもあっただろう。
「3月には1700万円、9月は800万円の損失を出しましたが、9月に為替介入が入り反転してくれた。逆張りショートで勝負していたので大きく勝てました。当時は今ほど頻繁にチャートを見ていた訳ではないので、仕事の合間にチャートを見たら含み益が100万円増えていて介入があったことに気がつく――そんな感じでした」
■売れども来ない介入、買えばブラックマンデー
2022年10月からの4か月で稼いだ金額は2300万円。マイナス2000万円を超えていた生涯収支はプラスに転じた。
「2023年になると円安が再燃し、相変わらずショートで勝負していました。ところが、一向に介入が入らない。そこから大転落が始まりました」
3月、4月とそれぞれ1300万円の損失を被り、生涯収支は再び2000万円の大幅なマイナスへ。2024年には待ちかねていた為替介入が入るも、4月は400万円、5月は60万円、7月には300万円と強制ロスカットが続いた。
「人生で9回目の強制ロスカットです。資金はとうとう100万円を割ってしまいました」
「7月に持っていたのは円売りポジションでした。為替介入に対する逆張りです。それも日銀のサプライズ利上げでロスカットされ、建て直したのが対NZドル、トルコリラでの円売りポジション。資金が減ってしまい証拠金が小さい通貨ペアしか取引できなくなっていたためです」
そんな状況で襲ったのが日経平均、そしてクロス円が暴落した8月5日の「令和のブラックマンデー」だった。
■高い入金力もロスカには負ける
「人生で10回目の強制ロスカットです。資金は20万円となりました」
アーリス機長さんがこの日に投稿したポストは悲壮感にあふれていた。
「今日のクラッシュで100マン負けました。FX口座には残り約20マン、預金口座にも約20マンしかないです。直近の支払い予定は130マンくらいあります。人生詰みました」
詳細は明かせないというが「入金力高め」な職業に就くアーリス機長さんの入金総額は4000万円近くになる。そのほぼすべてが為替市場で溶けていったことになる。敗因をどう自己分析しているのだろうか。
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アーリス機長さん(その3)へ続く。
アーリス機長さんのコラムは全4回となっています。
⇒アーリス機長さん(その1)3度のFX引退と復帰の末に
⇒アーリス機長さん(その2)約4000万円がほぼゼロに...
⇒アーリス機長さん(その3)11/22(金)公開予定!
⇒アーリス機長さん(その4)11/29(金)公開予定!
【プロフィール】
アーリス機長( @ARLISS_FX )
兼業投資家。京都大学卒業。2017年、トルコリラへのスワップ投資でFXを始めるも強制ロスカットされFXを引退。その後、3度の引退と復帰を繰り返し、2023年には生涯収支がプラスに転じるも2024年8月5日のブラックマンデーで通算10度目の強制ロスカット。総資産20万円へ。港区のタワーマンションから郊外へと転居を余儀なくされる。現在は投資手法を見直し、8月からの3か月間で300万円ほどのプラスに。