【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】DLifeさん(その4)「頭のネジ」を外さないと勝てない
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今週は、DLifeさんについて最終回です。
⇒DLifeさん(その1)「買い豚FX」で億目前の兼業トレーダー
⇒DLifeさん(その2)大局観が合ってれば負けない
⇒DLifeさん(その3)「レバ20倍」が心地いい
⇒DLifeさん(その4)「頭のネジ」を外さないと勝てない
■メンタルの強さと炎上案件
20倍を超えるレバレッジでトレードするDLifeさん。スイングトレードにしては高いレバレッジであり、損益は1日で数百万円ブレることもザラだ。
「決して人には勧めません(笑)。FXについては頭のネジを外して考えていますし、FXはそうでないと勝てないのではないか、とも思っています。少額ならいいですが、FXで大きく勝とうと投機的に使うなら、損益を単なる数字として捉え、市場が正しいと割り切って自分の考えは捨てる――頭のネジを外さないと勝てないと思います」
DLifeさんのようなトレードにはメンタルの強さも必要だろう。
「メンタルが強くないと損益のブレに耐えられないですよね。私はまぁまぁ強めだと思います。システム関連の仕事をしているのですが、『あれは炎上案件だ』とみんなが嫌がるような案件でも、むしろお得かなと積極的に取りに行きますし」
■「1億円の節目でFXをやめようかなと」
1億円の節目が近づいている。
「ハイリスクなことをやっている自覚はありますし、このまま続けていたらいつか破産する。私の勝ちは偶然の産物だと自覚しているので、1億円を目安にFXをやめようかなという気持ちもあります」
ただ、2024年は3月までに2700万円の確定益がある。
「このペースだと『年1億円』。それをめざしたい気持ちもあり......。『もうやめておけ』という自分と、『もう少しやってみよう』という自分がいます。ただ、どれだけ勝っても専業になることはないと思います。仕事は仕事でおもしろいですし、含み損を抱えて追い込まれてもずっとチャートを見ていることを想像するとしんどい。それに耐えられる自信はありません。家族もいますし」
■ロング目線はまだ変わらない
昨年(2023年)12月は6000万円以上の損切りも経験した。
「年末で仕事も忙しいときに決済通知が鳴り、えっ?!と。2年連続して年末に大きな損切りをしたので、今年の12月はショートを考えるかもしれません」
ほぼロングだけで買ってきたDLifeさんだが、日本銀行がマイナス金利を解除するなどファンダメンタルズは変わりつつある。それでもロング目線なのだろうか。
「マイナス金利の解除も事前の織り込みが丁寧にされていたので発表後は円安になるだろうと思っていました。介入直後などにショートしたこともありますが、日々スワップを支払うことが大きなストレスでした。やはり売りには抵抗があります」
大局観や強いメンタル、資金管理に秀でていればFXは勝てることを証明してくれるDLifeさん。買ったり売ったりと相場に翻弄されやすい人は目線を固定させることだけでも参考になりそうだ。
DLifeさんのコラムは全4回となっています。
⇒DLifeさん(その1)「買い豚FX」で億目前の兼業トレーダー
⇒DLifeさん(その2)大局観が合ってれば負けない
⇒DLifeさん(その3)「レバ20倍」が心地いい
⇒DLifeさん(その4)「頭のネジ」を外さないと勝てない
【プロフィール】
DLifeさん
アラフォー。IT企業に勤める兼業トレーダー。2019年に積立サービスでFXを始めるもコロナ禍で損切りに。その後、裁量取引へ転向する。米ドル/円やクロス円の買いに特化したレバ20倍超えのハイレバ・スイングトレードで、24年3月までに9000万円以上の利益をあげる。GMOフィナンシャルホールディングスのトレードアイランドにも参加中。