【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】DLifeさん(その2)大局観が合ってれば負けない
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今週は先週に引き続き、DLifeさんについてです。
⇒DLifeさん(その1)「買い豚FX」で億目前の兼業トレーダー
⇒DLifeさん(その2)大局観が合ってれば負けない
⇒DLifeさん(その3)「レバ20倍」が心地いい
⇒DLifeさん(その4)「頭のネジ」を外さないと勝てない
■大局を見極め「値ごろ感」を貫く
米ドル/円やクロス円のロングにほぼ限定した異例のスタイルで成功を収めているDLifeさん。そのスタイルはどのようにできあがったのだろうか。
「外貨積立で買っていた豪ドル/円のポジションをロスカットされたのがコロナ禍のことでした。あまりに急な下げだったため、値ごろ感で買ってみてもいいかな、と。でも損切りばかりしていた記憶があります。損切りしては入金しての繰り返しです」
20、30万円ほどを入金しては失うことを数度繰り返し、入金額は合計170万円ほどに達した。
■在宅勤務でトレードしやすい環境に
FX資金に余裕が生まれ、コロナ禍で在宅勤務となったこともDLifeさんのFX熱を高めることになった。
「もともとスワップを目当てに積立FXから始めたこともあり、当時からロング思考でした。ただ、チャートなどを分析して買うわけではなく『このくらい下がったらもう上がりそうだな』と値ごろ感での売買です。そのうち豪ドル/円の買いポジションが3か月で15円くらい上がってくれ、やっとひと息つけました」
「それまで昼間はトイレでチャートを見るくらいしかできなかったのが、取引しやすくなりました。それとともに最初は『豪ドルで負けたから豪ドルで取り返す』と豪ドル/円ばかり取引していたのが、2021年からは米ドル/円が多くなってきました」
取引はもちろん買いだ。
■大局を見極める「環境認識」
「当時はファンダメンタルズのこともよくわかっていませんでしたが、今思えば環境認識的なことだったのだと思います。『今の状況から考えて大きな方向はどちらだろう』と。大局的な方向が合っていれば、下がっても反発しやすいし、すぐに上がらなくてもレンジになる。円売りポジションであればスワップももらえますし」
こうした認識のもと、米ドル/円のロングを中心に取引を進めていった。
■「円高のスピードは早い。リスクも大きい」
「リスクはめちゃくちゃあると思います。私は円安にかけていますが、円高に動くときのほうがスピードは早い。気を抜けば、勝ちの何倍もの金額を短期間に失う可能性があるし、実際に減らしてしまう人も見てきました。1億円勝ったということは1億円失う可能性があるということだと自覚しています」
1億円をどう勝ってきたのか、きっかけは2021年だった。
「2021年の正月、実家で過ごしながら安いなと思って買ったことを覚えています。今思えば、コロナショック後の最安値でした」
当時は102円台。ここから150円台へと駆け上がっていく中で、DLifeさんの資産も激増していく。
DLifeさん(その3)へ続く。
DLifeさんのコラムは全4回となっています。
⇒DLifeさん(その1)「買い豚FX」で億目前の兼業トレーダー
⇒DLifeさん(その2)大局観が合ってれば負けない
⇒DLifeさん(その3)「レバ20倍」が心地いい
⇒DLifeさん(その4)「頭のネジ」を外さないと勝てない
【プロフィール】
DLifeさん
アラフォー。IT企業に勤める兼業トレーダー。2019年に積立サービスでFXを始めるもコロナ禍で損切りに。その後、裁量取引へ転向する。米ドル/円やクロス円の買いに特化したレバ20倍超えのハイレバ・スイングトレードで、24年3月までに9000万円以上の利益をあげる。GMOフィナンシャルホールディングスのトレードアイランドにも参加中。