【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】ポンタポンコさん(その4)早朝のドラマ
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今週は、ポンタポンコさんについて最終回です。
⇒ポンタポンコさん(その1)「早朝限定」の8億円トレーダー
⇒ポンタポンコさん(その2)飛躍のきっかけとなった「ダウバカ」
⇒ポンタポンコさん(その3)朝5時からの早朝トレード
⇒ポンタポンコさん(その4)早朝のドラマ
■デイトレーダーなのにスワップ益950万円
ポンタポンコさんいわく、早朝にはさまざまな「ドラマ」が繰り広げられているという。ほとんどのトレーダーが寝ている早朝、どんなドラマが起きているのだろうか。
「夏時間でいうと朝4時、5時台はNY市場が閉まる間際ですが、まだスプレッドが狭く早朝トレードの仕込み時。値幅は小さくてもトレードしやすい時間帯です。スプレッドが拡大するのは、スワップ金利の受払が発生するロールオーバーから。ロールオーバーを挟んで大きく動くこともあります。この1、2年でスワップ金利の水準が大きく変わったためです。米ドル/円だと1日2pips以上のスワップ金利になりますから」
そう言ってスマホを操作したポンタポンコさんは利用する口座のひとつを見せてくれた。
2023年1月から9月末までの期間損益は利益7200万円。1口座だけでこれだけの収益を稼いでいるのもすごいが、驚いたのはそのうち950万円が受取スワップだということ。
「米金利が上がっているため、ロングでエントリーすることが増えた結果です。体感としては7割ほどがロングですね」
とはいえ「ロールオーバー直前にロングして、スワップをもらったら即決済」といった手法は通用しないという。
「ロールオーバー直前からの1時間ほどはスプレッドが開くため、安易に買っても墓穴を掘るだけ。私もロールオーバー後の1時間ほどは基本的に取引しません」
ロールオーバー後のスプレッドが開いている間にポンタさんは朝食を済ませるという。
■早朝トレーダーだけが知る「ドラマ」
「7時頃からはスプレッドが狭まってきて8時半頃までなだらかな動きが続きます。この間に仲値に向けたポジションを仕込むこともありますね」
東京市場が始まる9時からは値動きが本格化し『イッツー』(一方通行の強い値動き)が出る日も。
「9時にはもうポジションがないことも多い。やっぱり4時、5時台の静かな値動きが好きなんです」
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■冬時間への切り替えはチャンス!
早朝だけでこれだけ知識の引き出しがあるトレーダーは少ないだろう。
「11月の第1日曜日からは冬時間へ切り替わりますよね。切り替え時期は傾向が出やすいため、とくに注目です。一度傾向が出ると1か月、2か月続くことも多い。短時間であっても観察する時間を決めて毎日、見続けることで見つかることは多いはずです」
8.5億円を稼いだポンタさんがおすすめする早朝トレード、兼業トレーダーの朝活にもよさそうだ。
ポンタポンコさんのコラムは全4回となっています。
⇒ポンタポンコさん(その1)「早朝限定」の8億円トレーダー
⇒ポンタポンコさん(その2)飛躍のきっかけとなった「ダウバカ」
⇒ポンタポンコさん(その3)朝5時からの早朝トレード
⇒ポンタポンコさん(その4)早朝のドラマ
【プロフィール】
ポンタポンコさん
50代・専業トレーダー。2006年にFXを始めるもスワップ投資で失敗。2200万円の損失となるもFXを継続。NY株クローズを見ながら米ドル/円をトレードする手法や仲値直前の買い・通過後の売り、米経済指標での逆指値エントリー、スワップが付与されるロールオーバー前後での売買など時間や市場のクセに着目した独自の手法を確立。2022年の利益は1.8億円。2023年も9月末までに1.3億円を稼ぐなど、これまでの累計利益は約8億円に。