【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】マエダイさん(その2) 反省ノートとボイスチャット
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今週も先週に引き続き、マエダイさんについてです。
⇒マエダイさん(その1)26歳、5年で約16億円の利益!
⇒マエダイさん(その2)反省ノートとボイスチャット
⇒マエダイさん(その3)上昇・下落・レンジ、勝ちやすい相場は
⇒マエダイさん(その4)アルトコインや他市場の取引も
■日々の反省をiPadに記録しPDCAを回す
1万円でスタートした1年目、どんなことを行なっていたのだろうか。
「トレードして反省して改善する、というPDCAサイクルは最初から回していました。最初は1日の資産変動が500円程度なんですが、毎日反省していました。iPadにアップルペンシルで日記みたいな感じで、細かい数字は書かないんですけど、どんな思惑でトレードして、なぜ失敗したか、次にどう改善するのか、と毎日書いていました」
この習慣は約16億円を稼ぐまでになった今も続いているという。
「適当にナンピンしてしまったり、反省することはいまだに多いです。楽なほうに流れてしまい実際に書くのは週に1、2回になってしまいましたが、反省点や気づいたことがあればすぐに記録するようにしています」
■2年目の利益は+1000万円と停滞、その理由は
1年目、1万円を300万円へと増やしたマエダイさんだが、2年目は利益1000万円。1年目の300倍から3倍へ、資金の増加速度は大きく低下した。
「2019年は相場が難しかったですね。出来高が少なく、ヨコヨコした値動きが続いていました。この時期は暇な時間が多かったので1日10時間以上、ゲームしていたと思います」
ゲーマーからトレーダーへと転向した億トレもいるが、マエダイさんはゲーマーとしては「普通」だという。ただ、「8人くらいのトレーダーと過ごしたゲーム時間が大きかった」とマエダイさんは振り返る。
「仲のいいトレーダーでグループをつくって、ゲームしながらボイスチャットで話していたんです。世間話に近いんですが、『こういうので儲かったよ』とか『今、S(売り)を100枚持っている』とか、そんな話を聞くだけでも勉強になりました。あれは有機的ないい時間でしたね」
2020年になり、この成果が爆発する。2020年の利益は前年の1000万円から一気に増えて2億6000万円だ。
■コロナバブルでの「一撃1億」
「3月にコロナショックで株も仮想通貨もドーンと下落し、金融緩和が始まって、それからはゲームが変わりましたね。数日単位で買いポジションを回転させ、1万ドルをはっきりと抜けたところではたしか500BTCの買いで20万円幅を抜いて『一撃1億』の利益となりました」
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上昇相場では含み益がのるたびに強気に枚数を積んでいくこともある。この時は約100枚のロングから始まり、1万ドルを抜けた時には500枚まで積み増していた。
「『仮想通貨市場は上がれば上がるほど、買いの根拠が強まる』という部分があります。市場の特性として、上がっていると新規の参入も増えて高値に飛びついて買う人も増える、という。結果的に含み益がのったところで買い増していますが、判断としては『含み益がのったから買い増す』のではなく『買いの根拠が増えたから買い増す』ということですね」
ビットコインが6万9000ドルの高値をつけた2021年には8.1億円を稼いだ。「自分がすごいのではなく金融緩和バブルの恩恵だと思っています」と謙遜するマエダイさんだが、2022年も11月までに5億円を稼ぎ、累計利益は約16億円となった。
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マエダイさん(その3)へ続く。
マエダイさんのコラムは全4回となっています。
⇒マエダイさん(その1)26歳、5年で約16億円の利益!
⇒マエダイさん(その2)反省ノートとボイスチャット
⇒マエダイさん(その3)上昇・下落・レンジ、勝ちやすい相場は
⇒マエダイさん(その4)アルトコインや他市場の取引も
【プロフィール】
マエダイさん
専業トレーダー。大学生だった2018年に1万円の元手で仮想通貨FXを開始。2022年11月までに約16億円の利益を稼ぐ。2020年に大学を中退。現在は専業トレーダーとして現物株や株価指数CFD、為替FXへも手を広げる。その投資成績は「MAEDAI」で登録するGMOクリック証券のトレードアイランドやバイナンスのリーダーズボードで確認できる。