【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】マエダイさん(その3)上昇・下落・レンジ、勝ちやすい相場は
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今週も先週に引き続き、マエダイさんについてです。
⇒マエダイさん(その1)26歳、5年で約16億円の利益!
⇒マエダイさん(その2)反省ノートとボイスチャット
⇒マエダイさん(その3)上昇・下落・レンジ、勝ちやすい相場は
⇒マエダイさん(その4)アルトコインや他市場の取引も
■マエダイさんの見ているチャートは?
マエダイさんのトレードスタイルは1日から1週間程度のスイングトレード。現物ではなくレバレッジの効くデリバティブ商品で、ビットコインやイーサリアムなど流動性のある通貨を狙っていく。
オーソドックスな取引スタイルだし、iPadのトレーディングビューに映すチャートにも特殊なインジケータなどはない。下記が実際にマエダイさんが見ているチャートだ。
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「先物と現物のサヤは新規参入者の動向を見るための指標にしています。新規参入者がハイレバで多くのポジションを取れば、先物が買われてサヤが開く。このサヤを1分足で『今、養分が入ってきたな』といった感じで見ています」
■2022年は前半・後半で明暗が分かれた
好調に歩んでいるように見えるマエダイさんだが、2022年は前半と後半で明暗がくっきり分かれる展開となっている。
「今年8月から10月にかけては難しかったですね。値幅が収束するわけでもなく、ただただ横ばい。『抜けた』と思っても戻ってきて焼かれることも多かったです。『●千万円の含み益があったのに、●千万円の損失で損切り』といった取引は、誇張抜きで20回以上ありました」
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■勝率は低いが、リスクリワードは高い
「含み益が乗った時点で損切りの目安を建値に移動」といったことはしないのだろうか。
「自分の建値を取引の根拠にはしません。含み益がなくなってしまっても、そのときのチャートを見て『まだいける』と判断すれば握り続けますし、そうでなければ切る。去年のような上昇トレンドでは祈りが通じて戻ることありましたが、今年後半は無慈悲に切られました」
マエダイさんの勝率は決して高くないという。
「勝率3割は絶対にありません。そのかわりリスクリワード比(利益と損失の比率)は高いと思います。正確に計算していないですが、10は超えています」
■「上がり続ける株」はつまらない
3か月連続の月次マイナスで3.6億円の損失。いくら15億円を稼いだとはいえ堪える数字だ。
「月次が1回マイナスだっただけで耐えられない人もいますが、僕は耐えられる。損をしているときも普通に楽しかったりします。『難しいわ~♪』みたいな感じでアドレナリンのような物が出る。たとえば上がり続ける株があったら、ずっと握っていれば儲かりますけど、でも、めっちゃつまらないじゃないですか」
とはいえ年前半には「年10億」が視野に入るほどのペースで稼いでいた。
「前半は直線的な下落トレンドだったのでやりやすかったですね。ただ、いちばんやりやすいのは2021年のような上昇トレンド。上がっていれば仮想通貨の外から新規のお金が入ってきます。極端な話、注文の仕方さえわかっていればバブル相場は勝てます」
新規参入者が、言葉は悪いが「カモ」あるいは「養分」となってくれるのがバブル相場だ。
「でもFTXが破たんした今、新たに仮想通貨にお金を入れようとする人なんていないように、下落トレンドは仮想通貨市場からお金が抜けていく。カモがいないため、必然的にプロとプロの殴り合いとなるから難しいんです」
マエダイさん(その3)へ続く。
マエダイさんのコラムは全4回となっています。
⇒マエダイさん(その1)26歳、5年で約16億円の利益!
⇒マエダイさん(その2)反省ノートとボイスチャット
⇒マエダイさん(その3)上昇・下落・レンジ、勝ちやすい相場は
⇒マエダイさん(その4)アルトコインや他市場の取引も
【プロフィール】
マエダイさん
専業トレーダー。大学生だった2018年に1万円の元手で仮想通貨FXを開始。2022年11月までに約16億円の利益を稼ぐ。2020年に大学を中退。現在は専業トレーダーとして現物株や株価指数CFD、為替FXへも手を広げる。その投資成績は「MAEDAI」で登録するGMOクリック証券のトレードアイランドやバイナンスのリーダーズボードで確認できる。