【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】Y.Iさん(その2) 3本の移動平均線でトレード
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、Y.Iさんについてです。
⇒Y.Iさん(その1)兼業スイングで億へ到達
⇒Y.Iさん(その2)3本の移動平均線でトレード
⇒Y.Iさん(その3) レンジからのトレンドフォロー
⇒Y.Iさん(その4)ポジポジ病の予防ツール
■日足ベースのスイングトレード
FXの利益で念願のポルシェを購入したY.Iさん。その取引スタイルは数日から数週間程度のスイングトレードだ。
「どんなスタイルが自分に向いているかはわからない。FXを始めてからの4年間はいろいろ試しました。『自分はスキャルピングが得意かもしれない』と超短期でトレードしたこともあります。うまくいかずにイライラしてモニターを壊してしまいましたが(笑)」
スキャルピング、デイトレ、スイング――さまざまなスタイルを試した末にY.Iさんが行き着いたのはスイングトレードだった。
「日足をベースにしたスイングトレードです。仕事中にスマホを見るわけにはいかないので、FXと仕事を両立させるのにもスイングがいちばんいいだろうな、と」
■「勝つ人のチャートはだいたいシンプル」
取引スタイルが確立されると、不安定だった収益の波も落ち着いてきたという。
「自分の決めたことしかやらないと腹をくくったのが2016年あたり。こういうやり方でやっていこうと自分なりのルールが固まって、おかしなこともしなくなり、収益も落ち着いてきました。今は月次収益でマイナスになることはほぼありません」
どんな分析手法で取引しているのだろうか。
「ツイッターなどを見ていると勝っている人はだいたいシンプルですよね。『移動平均線1本だけ』とか『ローソク足しか見ない』とか。自分がやっているのも、ものすごくシンプル。基本は移動平均線で21、75、200に設定した3本を使っています。MT5(メタトレーダー5)を使っていて、いろんなインディケータが搭載されていますが、移動平均線以外はほとんどわかりません(笑)」
■移動平均線でのトレンドフォロー
Y.Iさんが使っている移動平均線のパラメータはそれぞれ21=短期、75=中期、200=長期を示す一般的なパラメータだ。
「ローソク足が21移動平均線を上に抜けたらロング、さらに75も超えたらポジションを増やして200でさらに増やして、『ここを抜けるのは大変そうだな』っていう『壁』のようなポイントにきたら利益確定、みたいな感じです」
この話だけを聞くと基本に忠実なテクニカルトレードだが、Y.Iさんのトレード詳細を聞いていくと場面に応じて細かく見ているようだ。どんな点に注目しているのだろうか。
Y.Iさん(その3)へ続く。
Y.Iさんのコラムは全4回となっています。
⇒Y.Iさん(その1)兼業スイングで億へ到達
⇒Y.Iさん(その2)3本の移動平均線でトレード
⇒Y.Iさん(その3) レンジからのトレンドフォロー
⇒Y.Iさん(その4)ポジポジ病の予防ツール
【プロフィール】
Y.Iさん
30代。兼業トレーダー。2010年、東日本大震災の直前にFXをスタート。4年目、田向宏行さんに私淑し取引スタイルを確立する。3本の移動平均線を頼りにしたスイングトレードで1億7000万円の利益を積み上げる。2020年、念願のポルシェ911
GT3を購入。現在も仕事を続けている。