【FX突撃取材!】10月4日(月曜日)■竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
竹内のりひろさんは、元外銀チーフディーラーとして、20年間相場に携わってきた経験を生かした独自の相場展望を持ち、欧州事情にも精通しています。
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そんな竹内のりひろさんに週初の戦略も聞きたいっ!と言うことでお願いしました。
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それでは、2021年10月4日8時時点に竹内のりひろさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。
■□■10月4日(月)■竹内のりひろ氏の現在の相場観とFXトレード戦略
■現在の為替相場の傾向や相場観■
先週1週間の対ドルでの主要通貨の騰落は、上昇通貨は上位より豪ドル(+0.10%)、カナダドル(+0.05%)と続いた。一方で、下落通貨でも同様にユーロ(-1.09%)、NZドル(-1.04%)、ポンド(-0.94%)、スイスフラン(-0.67%)、円(-0.31%)と続く。上昇2通貨の上昇率が誤差程度と考えれば、ほぼ全ての通貨が下落に転じており、ドル高が進行している。
■現在の為替相場の戦略やスタンス■
ドル高の流れの継続性を占うという点で、今週は10月8日(金)発表予定の米国の9月の雇用統計に注目している。現在の金融市場のテーマは、コロナ後の金融緩和からの正常化だ。米国ではテーパリング(量的緩和の縮小)の年内開始、来年半ばの終了は既定路線で、焦点はこの先の利上げの前倒しに移る。9月の失業給付の上乗せの打ち切りから、新規雇用の増加を金融市場は確実視する。ただ、この9月の雇用統計は下振れる傾向が強く、注意が必要だ。非農業部門雇用者数の増加幅でみた場合、直近10年で7回が予想を下回り、特に2015年以降では昨年まで6回連続で予想を下回る。ドルの押し目買い方針継続だが、雇用統計の結果には要注意となる。ボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で110.30~112.30円、ユーロ/米ドルで1.1500~1.1680ドル、ユーロ/円で128.00~130.00円を予想している。
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