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今週は先週に引き続き、Techさんについてです。

⇒Techさん(その1)FX開始1年で億トレに！
⇒Techさん(その2)配信やオフ会でヒントを拾う
⇒Techさん(その3)「縦」に積む・「横」に積む
⇒Techさん(その4)「順張り・秒スキャ・厳選」を徹底

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■介入相場をどう取るか。動画で事前にシミュレート

「運がよかったというか、大きかったのは2024年4月の介入相場にうまく乗れたこと。事前にトレード仲間から過去の介入時のチャート動画を見せてもらっていました。そのため『介入が入ったら、こう取ればいいだろう』と事前に想定して臨むことができました」

どんな想定をしていたのだろうか。

「介入の大きな玉が入るところにはある程度の規則性がありました。そこを狙ってエントリーする、といったやり方です。1回の介入玉に対して20回くらい入り、損切もしつつトータルで勝てるように、と」

4月の介入で資金を大きく増やしたTechさんは取引量を増やしていく。当時使っていたDMM.com証券のFX口座は1回の発注上限が100万通貨。Techさんは上限の100万通貨でエントリーしていた。

■「縦」に積んで単月1000万円

「5月からはエントリー時に100万通貨で連打するようになりました。2連打（100万通貨×2回）が基本、多いと3連打するようになり、5月はDMMだけで8600回ほどトレードして利益は1000万円を超えました」

上昇時に順張りで買いを2連打すると、1回目より2回目のほうが約定レートは高くなる。その不利を挽回できるほど、確率の高い場面に絞ってエントリーすることになる。

「ただ、DMM口座は7月から1日の取引量制限を導入し、連打しにくくなってしまった。そこで今度は複数の口座を使って『横』に広げてエントリーするようになりました」

1口座で連打すると、1回目の約定レートが150.010円、2回目が150.016円といったようにポジションが「縦」に積まれる。

一方、複数口座での同時エントリーだと、口座によるスプレッドの違いはあるが、約定力の高い口座であれば「縦」に積むよりも平均約定レートは有利にできる可能性がある。



■「厳選」し1日のトレードは20回未満

「入りたい場面でスプレッドが広がってしまう口座もあるので、そこからは『厳選』するスタイルへシフトしていきました。『順張り・厳選で横に広げながら利益を増やしていく』という今のスタイルです」

厳選はTechさんを理解するキーワードのひとつ。スキャルピングでは1日100～200回とトレードする人も多いが、Techさんのトレード回数は極めて少ない。

「1日10回から20回くらいでしょうか。20回未満の日のほうが多いかもしれません」

トレード時間を絞っているわけではない。

「基本は9時から11時、16時から19時、あとはNY時間がロンフィクまで、といった感じです。厳選を意識していたら、堅いところしかエントリーできなくなっています」

どんな基準で厳選しているのか、次回聞いていこう。

Techさん(その4)へ続く。

Techさんのコラムは全4回となっています。
⇒Techさん(その1)FX開始1年で億トレに！
⇒Techさん(その2)配信やオフ会でヒントを拾う
⇒Techさん(その3)「縦」に積む・「横」に積む
⇒Techさん(その4)「順張り・秒スキャ・厳選」を徹底

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【プロフィール】
Tech(@maru1944900)さん
専業トレーダー。会社員時代の2023年12月に資金400万円でFXを始め、YouTube動画などで研究。スキャルピングにスタイルを固め、2024年2月から本格的に取引を開始すると初月から300万円の利益に。3月には会社を退職。2024年の年間収支が1億円を突破。2025年も1月、２月で約4000万円と順調に収支を積み重ねる。