人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け！】は毎週金曜日にお届けします！！

今週は先週に引き続き、島倉千代子さんについてです。

⇒島倉千代子さん(その1)スキャ転向2年で｢年億｣を達成
⇒島倉千代子さん(その2)ジュンさんから聞きたかった言葉

■ティックを見ればいいのか？

2023年1月からスキャルピングへとスタイルを転じた島倉千代子さん。当時は夫婦で美容院を経営していたという。

「15年ほど小さな美容院を開いていました。自営なので相場に張りつく時間も確保できました。秒スキャが軌道に乗ってからは10時半くらいまでトレードし、そのあと髪を切り、夕方からはまたトレード、土日は集中して仕事する、といった感じです」

前回、教えてくれたように「ひたすらチャートを見続ける」ということを実践したという。

「とくにティックチャートです。ただスキャルピングを通じて知り合った仲間に聞いてみると『１分足だけ見ている』とか『ティックは見ていない』という人も多く『いやいや、おれティックばかり見ているけど』と不安もありました。そのため１年前くらいのFXコレクティブ（FXのセミナーイベント）で、ジュンさんに質問したんです」

■1分足は「一帯の形」を見る

質問内容はこうだった。

ジュンさんに質問です：トレード中、画面を見ているときはローソク足とティックを見ていると思いますが、それぞれを体感、どれくらいの割合で見ていますか?

「当日は『頼む！　ティックばかり見てると言ってくれ！』と祈りながら回答を待っていました」

ジュンさんの回答は「ティックがメイン」だった。

「とにかくその言葉をいただきたかったので安心しました。ただ、今は余裕もできて１分足も気にするようになっています。長いヒゲ、ピンバー（ヒゲが長く実体が小さな足）といった1本の形ではなく、周辺一帯の全体的な形です」

■自己評価は「劣化版ナナキさん」?!

ではエントリーなどはどう考えているのだろうか。

「エントリーは雰囲気による部分が大きく、なぜ勝っているのか、自分でも分からない。昨日と同じことを今日もやって収益を積み重ねたほうが楽なのですが、そうではないので常に不安はあります。毎朝、DMM.com証券の取引履歴を眺めて『自分は勝っているんだ』と自己暗示をかけながらトレードを始めています」

前回、教えてくれたように島倉さんがスキャルピングを知ったのは、ナナキさんの配信がきっかけだった。その影響は取引回数にも現れているようだ。

「ナナキさんは手数が多いですが、それを見て育った自分も基本的にガチャガチャタイプ。いわば『劣化版ナナキさん』です」


※クリックで拡大します

■「さすがにいくだろう」を感じ取る

島倉さんが見せてくれた取引履歴が上のスクリーンショット。スキャルピングに転向してから2年（約525営業日）強での取引回数は8万回。1日あたり153回ほどになる。かなり多い印象だが、そうやってポジションを取っているからこそ感じることがあるという、

「チャートを見ていると『さすがにここはいくだろう』という場面がありますが、自分はガチャガチャしないと『さすがに』を感じ取れない。普段からガチャガチャやっているからこそ、力を入れてチャートを見るし、それによって『さすがに』を感じ取っているのだと思います」

「さすがに」の場面でどう立ち回るのか、次回も聞いていこう。

島倉千代子さんのコラムは全4回となっています。
⇒島倉千代子さん(その1)スキャ転向2年で｢年億｣を達成
⇒島倉千代子さん(その2)ジュンさんから聞きたかった言葉
⇒島倉千代子さん(その3)1/24(金)公開予定！
⇒島倉千代子さん(その4)1/31(金)公開予定！

【プロフィール】
島倉千代子(@chiyoko1616)さん
専業トレーダー。デイトレードやスイングトレードで取引するも芽が出ないまま10年間を過ごす。2022年にジュンさんやナナキさんのライブ配信をきっかけにスキャルピングを知り、2023年からスタイルを転換。スキャルピング転向初年度に2000万円強の利益に。専業トレーダーへと転向した2024年には1.4億円の利益をあげ「年億」を達成する。ハンドルネームは女性歌手に由来するが男性。米ドル/円のスキャルピングがメインだが、まれに他通貨ペアも取引する。