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今週から、島倉千代子さんについてのコラムが始まります。

⇒島倉千代子さん(その1)スキャ転向2年で｢年億｣を達成

■「2022年組」の億トレーダー

FX界隈で目立つのが2022年からの円安バブルをきっかけにFXを始めたり、収支を改善させたトレーダーだ。今回から紹介する「島倉千代子」さんもそんなひとり。昭和の伝説的な女性歌手にちなんだハンドルネームを持つ男性トレーダーだ。

「FXは10年以上取引していますが、ずっと鳴かず飛ばず。デイトレードやスイングトレードの長い時間軸で取引して負け続けていました」

自営業のかたわらFXと向き合い続け、2022年に知ったのがジュンさんやナナキさんのトレード配信だった。


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■疑心暗鬼で始めたスキャルピング

「おふたりの配信を通じて初めて『秒スキャ』というスタイルを知りました。それまでは数秒で決済するなんていう発想がなかったし、疑心暗鬼でした。自分の印象だと、スプレッドで支払うコストを考えたら１銭、２銭の利幅では勝てるわけがないと思ったので」

ジュンさんやナナキさんの配信を見ること数か月、実際にスキャルピングに挑戦したのは2023年1月だった。

「腰が重いタイプなので始めるまで３、４か月かかりました。１枚（１万通貨）でやってみたところ、１日でお菓子代くらいの負けになった。見よう見まねの初心者でも、この程度の負けで済むことに驚きました。もしデイトレードで100回取引すれば、損失はお菓子代では済まない。想像と実際は違うんだなと」

スキャルピングの可能性を体感した島倉さんはスタイルを転換した。

■「チャートを見続けろ」の言葉にウソはなかった

「自分がやったのは『チャートを見続けること』。ジュンさんやナナキさんが配信で言っていたことをそのままやりました。人生で唯一と言っていいくらい、人の言うことを素直に聞きました。おふたりの言葉を信じたことで今にたどり着いた。もしあの言葉がウソだったら今はありません」

50万円の資金で秒スキャへ転向した2023年、利益は2000万円強となった。FXの経験があったとはいえ、驚きの収支だ。

「適性があったのかもしれません。スキャルピングを始めてから今に至るまで損失幅より利幅のほうが大きい。平均すると利幅が２pips強なのに対して損切りは１pips強くらいです。スキャルピングでは損小利大のほうが勝ち筋は多いと思いますし、自分はたまたま最初からそうなっていました。『損大利小にしろ』と言われても自分には難しい。そういう意味で適性があったといえるかもしれません」

■「秒スキャを知った時点で仕事は半分終わった」

島倉さんの2024年収支は＋1.4億円と爆発した。

「長い時間軸で上がるか・下がるかを当てるのは超能力者のようなイメージですが、秒スキャは職人芸。技術の上手・下手はありますが、下手な職人でも今の相場環境や取引環境ならどうにかなる。秒スキャを知った時点で半分くらい仕事は終わった――秒スキャはそのくらいのものだと思っています」

とはいえ「年億」を達成するのは常人では難しい。どんな考え方で取引しているのか、次回聞いていこう。

島倉千代子さんのコラムは全4回となっています。
⇒島倉千代子さん(その1)スキャ転向2年で｢年億｣を達成
⇒島倉千代子さん(その2)1/17(金)公開予定！
⇒島倉千代子さん(その3)1/24(金)公開予定！
⇒島倉千代子さん(その4)1/31(金)公開予定！

【プロフィール】
島倉千代子(@chiyoko1616)さん
専業トレーダー。デイトレードやスイングトレードで取引するも芽が出ないまま10年間を過ごす。2022年にジュンさんやナナキさんのライブ配信をきっかけにスキャルピングを知り、2023年からスタイルを転換。スキャルピング転向初年度に2000万円強の利益に。専業トレーダーへと転向した2024年には1.4億円の利益をあげ「年億」を達成する。ハンドルネームは女性歌手に由来するが男性。米ドル/円のスキャルピングがメインだが、まれに他通貨ペアも取引する。