【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】芳賀勇人さん(その2)カナダでの銀行勤務
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今週は先週に引き続き、芳賀勇人さんについてです。
⇒芳賀勇人さん(その1)ディーラーへ転身したインフルエンサー
⇒芳賀勇人さん(その2)カナダでの銀行勤務
■カナダ人に投資信託を販売する
カナダへ向かった芳賀勇人さんが見つけた職場は銀行だった。
「ワーキングホリデーだと日本食レストランなどで働く人が多いのですが、ダメ元で銀行へ履歴書を送ったところ、採用してもらえた。カナダの『5大銀行』と呼ばれる大手行の中でも歴史のある銀行です」
職場は日本でいえば丸の内のような立地だったという。
「リテール業務だったのでマーケットに直接携わったわけではありませんが、投資信託などの案内をすることもあったのでカナダ経済や為替、とくに米ドル/カナダドルについても自然と詳しくなりました」
■株は陽キャ、債券は陰キャ、為替は中間
芳賀さんがカナダにいた2022年から中央銀行は利上げへと動いた。
「その結果、住宅ローンの金利が上昇し、返済できなくなる人が増えてしまった。そうした人たちの対応が多かったことが印象に残っています。当初は2年のつもりでしたが、もう少しカナダにいたいと延長し結局、3年間の滞在になりました」
日本へ帰国した芳賀さんが決めた、新たな職場はトレイダーズ証券だった。「みんなのFX」でおなじみの会社だ。
「カナダでは顧客と話す業務でしたが、マーケット部門でも働いてみたいと思っていました。なかでも興味があったのが為替と債券。あくまで自分の印象ですが株は陽キャ、債券は陰キャの世界で、為替はその中間。自分に合っているのは債券か為替ではないだろうか、と」
マーケットに抱く印象は人ぞれぞれだし、異論はあるだろうが、芳賀さんが愛着を感じたのは債券、そして為替だった。
「株は『買うか・売るか』ですが、為替は通貨と通貨を交換しているだけです。『円を買った』といっても、その裏では別の通貨を売っています。債券も同じです。債券のロングは金利のショートになります。為替や債券のそうした部分に深みを感じました」
■「みんF」公式アカウントと個人アカウントを併用
インフルエンサーから為替ディーラーへ、異例の転身だった。
「もともと就活のために始めたXでしたが、自己肯定感が低いので本当に武器になるとは思っていなかった。トレイダーズ証券へ入社したのも井口にDMを送ったりしたわけではなく一般応募で履歴書を送りました(笑)」
為替ディーラーとなったことでXの使い方も変わるのだろうか。
「勤務時間中の速報は『みんなのFX』の公式アカウントで流し、退勤後はこれまでの個人アカウントで流す、というのが基本になります。公式アカウントでも分析や主観を書いてもいいのですが、個人アカウントのほうが気楽ですね(笑)」
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芳賀勇人さん(その3)へ続く。
芳賀勇人さんのコラムは全4回となっています。
⇒芳賀勇人さん(その1)ディーラーへ転身したインフルエンサー
⇒芳賀勇人さん(その2)カナダでの銀行勤務
⇒芳賀勇人さん(その3)12/20(金)公開予定!
⇒芳賀勇人さん(その4)12/27(金)公開予定!
【プロフィール】
芳賀勇人(@Yuto_Headline)
大学生時代に開設したXアカウントでニュース速報を発信。フォロワー数11万人を超えるニュース系アカウントの定番となる。大学卒業後、3年間のカナダ留学を経て帰国し、現在はトレイダーズ証券で為替ディーラーとして研鑽を積む。個人アカウントとともに「みんなのFX」公式アカウントを通じても情報を発信中。