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今週から、芳賀勇人さんについてのコラムが始まります。

⇒芳賀勇人さん(その１)ディーラーへ転身したインフルエンサー


■フォロワー数11万人超えのニュース系アカウント

「Xを始めたのは就活や人脈づくりのためでした」

そう振り返るのは、Ｘ（旧ツイッター）でフォロワー数11万人超のニュース系アカウント（@Yuto_Headline）を運営する芳賀勇人さんだ。海外ニュースのいち早いポストが人気を集め、トレーダーの定番アカウントとなっている。

「本腰を入れて運営を始めたのは2020年でした。当時はまだ大学生で、2年間の留学を終えたあと。英語力の貯金はできていましたが、英語はあくまでも言語。それだけでは武器になりません。『英語×α』にしたいと思い、英語×金融ならばシナジーがあるのではないかと経済や為替の勉強を始めました」

独学で経済を学び始めた結果、留年することになったという。２年間の留学に加え１年間の留年で就活へのハンディキャップは大きくなった。

■7年半の大学生活で就活をあきらめる

「それでもある保険会社の人事担当者といい関係を築け、入社できる見込みだったのですが、最終学年でまたも留年。３月卒業ではなく９月卒業になってしまった。合計７年半の大学生生活ではもう就職は無理だろうと、カナダへワーキングホリデーに行くことにしました」

それと同時にXアカウントでの情報発信も活発化させていく。

「最初は自分なりの分析を発信しようと思っていましたが、反応がよかったニュース系へシフトしました。ニュースが早いのはロイターやブルームバーグの有料サービスです。ブルームバーグは高額だったので、ロイターの有料サービスを契約しました。月150ドル程度だったと思います」

ロイターだけが流すニュースがあれば、ブルームバーグだけが流すものもある。いずれにせよニュースの２大巨頭であるのは間違いない。

「英語で流れるヘッドラインを自動的にポストするアカウントは他にもたくさんあったので、どれを流すのか自分なりに取捨選択し、日本語に翻訳しながらポストしていくことにしました」

■インフルエンサーから為替ディーラーへ

卒業には苦戦したもののフォロワー数は順調に増えていった。

「トレイダーズ証券の井口をはじめとするインフルエンサーの方々がリポストしてくれたことが大きかった。カナダへ向かう前後から目にみえて増えていきました」

カナダでの銀行勤務を経て、現在はトレイダーズ証券でディーラーとして為替市場と向き合うようになった芳賀さん。ヘッドラインの速報を通じて得たファンダメンタルズ情報の活用法やカナダでの経験について聞いていこう。



芳賀勇人さん(その2)へ続く。

芳賀勇人さんのコラムは全4回となっています。
⇒芳賀勇人さん(その１)ディーラーへ転身したインフルエンサー
⇒芳賀勇人さん(その2)12/13(金)公開予定！
⇒芳賀勇人さん(その3)12/20(金)公開予定！
⇒芳賀勇人さん(その4)12/27(金)公開予定！

【プロフィール】
芳賀勇人(@Yuto_Headline)
大学生時代に開設したXアカウントでニュース速報を発信。フォロワー数11万人を超えるニュース系アカウントの定番となる。大学卒業後、3年間のカナダ留学を経て帰国し、現在はトレイダーズ証券で為替ディーラーとして研鑽を積む。個人アカウントとともに「みんなのFX」公式アカウントを通じても情報を発信中。