【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】将軍さん(その2)ナナキさんに学んだ秒スキャ
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今週も先週に引き続き、将軍さんについてです。
⇒将軍さん(その1)元手37万円・初心者が10か月半で億トレに
⇒将軍さん(その2)ナナキさんに学んだ秒スキャ
⇒将軍さん(その3)仮想ライバルとの戦い
⇒将軍さん(その4)2022年9月の将軍さん
■億トレ・ナナキさんのライブ配信で学んだ
FX経験ゼロから驚くほどのスピードで億へと達した将軍さん。「直接教えてくれる師匠はいなかった」という将軍さんが生きた教材としたのは、YouTubeのライブ配信だった。
「秒スキャ(スキャルピング)の存在は知っていましたが、どういうイメージなのかもわからなかった。それを具体的に教えてくれたのが、ナナキさんの配信でした」
ナナキさんは秒スキャのトレーダー。この連載にも登場してくれた億トレであり、自身のトレードの様子をYouTubeでライブ配信している。
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■約定音からナナキさんの思考を推理する
「ナナキさんの放送を毎晩見ていました。『見ていた』というより『聞いていた』という感じです。ナナキさんの配信で約定音が鳴ったら、自分のパソコンの1分足チャートでどんなところでエントリーしたのかを確認していました。画面を見るのは、買いと売りのどちらで入ったのかを確認したいときくらいです」
YouTubeの配信は数秒の遅れがある。そのため「同調取引」と呼ばれるような、ナナキさんとそっくり同じトレードはできないが、ナナキさんがエントリーした数秒後のチャートを見ながら「ナナキさんはどんなときに入るのか」と研究することはできる。
「そうやってナナキさんの約定音を聞いているうちに秒スキャでエントリーするところがわかってきたし、損切りはもともとできていたので自然と勝てるようになっていきました。ここまで来られたのは本当にナナキさんのおかげだと僕は思っています」
■負けトレードを類型化し、「やらない」ようにする
資金は増えていったものの、勝率は50%に満たずまだ精度は低かった。
「平日はトレードして、週末には取引履歴を見ながら負けたトレードを見返していました。すべてを振り返るのは大変なので大きく食らったところ、連敗したところを中心に、です。負けるときはだいたい同じようなパターンで負けていた。それを『勝とうとする』のではなく『やらないようにしよう』と1分足チャートをひたすらさかのぼって見返していました。」
自分の勝ちパターンを作って、同時に負けパターンを分析してエントリーの精度を高めていくのは、多くの勝ちトレーダーが踏んできたステップだ。
「僕の場合は経済指標の発表から15分後くらいから負けることが多かった。21時30分に経済指標が発表されたとしたら、数分後には開いていたスプレッドが狭まってくる。それから打ち始めるんですが、21時45分くらいからは値動きが落ち着いてきます。それなのに発表直後の強い値動きの感覚のままで打っていると負けてしまう。だから、指標発表15分後くらいからは打たないようにしました」
■順張り1本。レンジ相場はさわらない
ナナキさんのYouTube配信を参考にしながら将軍さんは取引スタイルを固めていった。取引手法は、ナナキさんと同じく順張りがメインだ。
「逆張りはやらないですし、レンジになっていたらほぼさわりません。高値・安値やラウナン(ラウンドナンバー。140.50円や142.00円といったキリのいいレート)をひたすら狙う。それ以外は一切やらないくらいの感じです。逆張りで入っていれば取れたなという場面もありますが、そこは割り切っています」
将軍さん(その3)へ続く。
⇒将軍さん(その1)元手37万円・初心者が10か月半で億トレに
⇒将軍さん(その2)ナナキさんに学んだ秒スキャ
⇒将軍さん(その3)仮想ライバルとの戦い
⇒将軍さん(その4)2022年9月の将軍さん
【プロフィール】
将軍さん
専業トレーダー。20代半ば。プロゴルファーをめざしゴルフ場に勤務し、プロテストに挑戦するも失敗。4年で見切りをつけて就職する。2022年6月、資金50万円・経験ほぼゼロで専業トレーダーへ転向。当初は株を取引するも早々にFXへと方向転換。順張りのスキャルピングをトレードスタイルとし今年6月、億へ到達した。