【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】平井聡士さん(その3)2pips狙いのスキャルピング手法
ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】が羊飼いに移植!
毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、平井聡士さんについてです。
⇒平井聡士さん(その1)億トレ間近な「モンスター」
⇒平井聡士さん(その2)「上がる・下がる」より「ボラがあるか否か」
⇒平井聡士さん(その3)2pips狙いのスキャルピング手法
⇒平井聡士さん(その4)「録画」で見返す自分の取引
■水平線を目安にスキャルピング
ボラティリティが高まりやすい時間を調べあげている平井聡士さん。ボラが高まったときに行なうのは、どんなトレードなのだろうか。
「節目に引いた水平線を突破したときのブレイクアウトと、水平線に跳ね返される動きと、両方を狙います。水平線を引くのは直近の高値・安値、とくに何度もサポートやレジスタンスとなり止められた価格には注目しますし、あとは『126円ちょうど』などキリのいいラウンドナンバーと、126円50銭など末尾が『50』のレートですね」
チャートに引いた水平線の内側にローソク足がいる間はレンジ相場。平井さんの食指はまだ動かない。
「ブレイクアウトを狙うときはローソク足が水平線の近くまで上昇してきたら身構えて、抜けると思えばロング、反発すると思えばショートです。それを一瞬のプライスアクションから判断します。水平線での攻防に結論が出ると、大きく値幅が出るのでそれを取りに行きます。うまくいくと数秒で2、3pipsほどの利益が取れます」
■直近高値のブレイクごとにエントリー
そう言って平井さんが示してくれたチャートが朝9時過ぎの米ドル/円1分足だ。
「9時以降はボラティリティが高まりやすい傾向があるので、トレードの時間です。ただ、大きな流れは上方向だったので、高値を上に抜けて行くところをロングで取っていきたいと考えていました」
狙いが的中しブレイクアウト直後に7pipsの上昇に。さらに新たな高値のブレイクアウト後にも3pipsの上昇となった。「2pips取れれば御の字」の平井さんにとっては充分なボラティリティだ。
※クリックで拡大します
■仲値前後はティックを見ながら柔軟に
「次は9時55分の仲値となりますが、仲値前後の値動きは独特。水平線だけでなく、プライスアクションも注視して上も下もガンガントレードします。職人技に近いと思います」
平井さんのメインチャートは1分足だが、エントリー時などにはティックチャートも参考にする。
「1分足の中の動きが見られるのがティック。『ティックが同じレートで3回叩かれて超えられなかったから売りだな』、『ティックがダブルボトムになっているから買いだ』といったように判断していきます」
損切りはどうしているのだろうか。
「損切りは1pips未満がほとんどです。2pips食らったら絶望的。『うわ、めっちゃ食らった!』と叫ぶくらいです(笑)」
平井聡士さん(その4)へ続く。
平井聡士さんのコラムは全4回となっています。
⇒平井聡士さん(その1)億トレ間近な「モンスター」
⇒平井聡士さん(その2)「上がる・下がる」より「ボラがあるか否か」
⇒平井聡士さん(その3)2pips狙いのスキャルピング手法
⇒平井聡士さん(その4)「録画」で見返す自分の取引
【プロフィール】
平井聡士さん
大学卒業後、バンド活動に打ち込み有名レーベルからのCDデビューも果たす。30歳でプロのミュージシャンをあきらめ中古車販売へ。大手の参入によりリサイクルショップへと業態を転換。岐阜市で「ヒライヤ」を経営するかたわら、FXを始める。300万円の元手から2年3か月で稼いだ利益は7000万円以上。音楽業界への恩返しとしてFXの利益を投じて、クリエイターの拠点となる「ノーダウトフィルムスタジオ」をオープン。FXトレーダーの象徴的な存在となるべく本名、顔出しで活動する。インスタグラムやYouTubeチャンネル「money money money」も更新中。