ガチンコFXの人気コンテンツ【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け！】が羊飼いに移植！
毎週金曜日にお届けします！！

今週は、平井聡士さんについて最終回です。

⇒平井聡士さん(その1)億トレ間近な｢モンスター｣
⇒平井聡士さん(その2)｢上がる･下がる｣より｢ボラがあるか否か｣
⇒平井聡士さん(その3)2pips狙いのスキャルピング手法
⇒平井聡士さん(その4)｢録画｣で見返す自分の取引

■「過去の自分」を動画で振り返る

FXを始めてから４年目、億の大台が間近に迫っている平井さん。短期間で成長できた理由はどこにあるのだろうか。

「FXには向き、不向きがありますが、ひとつ言えるのは『チャートを長く見た人ほど勝てる』ということ。これは明らかな傾向です。僕自身もそうですし、周囲を見ても感じます」

チャートを見るといっても、動いているチャートを見る、過去のチャートをさかのぼる、検証用ソフトなどで過去のチャートを再現するなどさまざまな方法がある。平井さんが選択したのは、「過去の自分」の客観的な観察だ。

「2020年から僕がトレードする時間はすべて１分足とティックのチャートを録画しています。録画するだけでなく、自分が取引した場面を毎日見返していました。その瞬間は素早く判断したつもりでも、あとで見返すと笑ってしまうくらい判断が遅かった。そうやって見返しながら復習しているうちに、より早くトレードできるようになりました」

■「全力で追いかけっこしましょ」

今も続けているトレードの録画。データの総量は３テラ以上になるという。

「今は毎日見ることはないですが、不調のときや『最近、ニューヨーク市場の動きがいつもと違うな』と違和感を覚えたときには見返しています。初心者の人に口酸っぱく言いたいのが『とにかく録画！』ということですね」

録画、それに先輩たちのFX配信をきっかけにして成長していった平井さんだが、2022年３、４月の円安相場で億の大台が間近に迫っている。

「さまざまな先輩から教わり、その背中を追いかけながら走ってきましたが、とくに憧れているのがジュンさん。あの人の見ている景色をいつか僕も見てみたいと思ってずっと走ってきました。でも自分が億トレーダーになるまでは連絡しないでおこうとも決めていました。そうでないと本当の意味で認めてもらえないと思ったからです。僕なりの美学でした。ところが、あるきっかけで最近お会いする機会がありました。そのときに言ってもらった言葉があるんです」

ジュンさんに言われたのが『全力で追いかけっこをしましょ』という言葉だった。

「いつか僕がジュンさんに追いつくのをジュンさんは楽しみにしてる。もしもそうなれば今度はジュンさんが僕を抜き返す。そうやって切磋琢磨していこうというエールだったんだと思います」

■いつか「プロフェッショナル」に

平井さんは実名や素顔を出して活動する。そこにはジュンさんからも託された期待と、そして強い覚悟がある。

「例えば、競艇や競輪と違って競馬が日常的なレジャーとして市民権を得たのは武豊という国民的スターの誕生が大きかったと思うんです。FXにまだ市民権がないのは、武豊のようなスターがいないからという側面もある。もっと多くの人にFXを取引してほしいし、トレーダーという職業が認められる世界にしたい。そのために自分がFX業界発展のきっかけになれたらと思っているんです。そしていつかNHKの『プロフェッショナル』に出られたら......。半分冗談ですが（笑）」

平井さんの背中を追いかけるトレーダーがあらわれる日も近いのかもしれない。

平井聡士さんのコラムは全4回となっています。
⇒平井聡士さん(その1)億トレ間近な｢モンスター｣
⇒平井聡士さん(その2)｢上がる･下がる｣より｢ボラがあるか否か｣
⇒平井聡士さん(その3)2pips狙いのスキャルピング手法
⇒平井聡士さん(その4)｢録画｣で見返す自分の取引

【プロフィール】
平井聡士さん
大学卒業後、バンド活動に打ち込み有名レーベルからのCDデビューも果たす。30歳でプロのミュージシャンをあきらめ中古車販売へ。大手の参入によりリサイクルショップへと業態を転換。岐阜市で「ヒライヤ」を経営するかたわら、FXを始める。300万円の元手から2年3か月で稼いだ利益は7000万円以上。音楽業界への恩返しとしてFXの利益を投じて、クリエイターの拠点となる「ノーダウトフィルムスタジオ」をオープン。FXトレーダーの象徴的な存在となるべく本名、顔出しで活動する。インスタグラムやYouTubeチャンネル「money money money」も更新中。