【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】とあるGAFA勤務さん(その1)「GAFA×プロップ」は本当か?
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今週から、とあるGAFA勤務さんについてのコラムが始まります。
⇒とあるGAFA勤務さん(その1)「GAFA×プロップ」は本当か?
⇒とあるGAFA勤務さん(その2)四本値を分類する「3要素」
⇒とあるGAFA勤務さん(その3)50万件のデータを分析
⇒とあるGAFA勤務さん(その4)時間限定デイトレで月利5%
■この人、偽トレーダーなのか...?
ツイッターなどのSNSでは情報商材やサロンへの勧誘を目的として自らの実績や経歴を偽装する偽トレーダーも多い。彼らが権威付けに使うことが多いキーワードのひとつが「プロップトレーダー」だ。
輸出入企業などの顧客を持たず、自分の判断で取引しながら収益だけをひたすら追求するプロップトレーダー。最近ではファンドなどが優秀な個人投資家をプロップトレーダーとして採用するケースも増えており、以前に比べれば敷居は低まっているものの、それでも誰もが就ける仕事ではない。
同じく「GAFA」(Google、Amazon、Facebook、Apple)も偽トレーダーや詐欺師が好むワードだ。
そんな事情があったから、「とあるGAFA勤務×プロップトレーダー」なるアカウントをツイッターで見つけたときに感じたのは「怪しさしかない...」ということ。ところが、通貨ペアごとの値動きを細かく分析し、その日の戦略を「先出し」していくツイートは本格的。どんな人だろうか、と取材をお願いした。
■昼はデータ分析、夜はトレーダー
「本当はもっと普通なアカウントを作るつもりだったのですが、ツイッターによくいる『自称GAFA勤務』や『自称プロップ』風な下品なバイオグラフィーなのに、じつはすごくマジメにデータを発信するアカウントを作ったら面白いんじゃないか、と思ったんです」
とあるGAFA勤務氏はそう言って笑う。本当にプロップトレーダーであり、GAFA勤務なのだろか......?
「事実ですね。昼間はとあるGAFA企業でデータ分析を主に行ない、夜には海外のプロップファーム2社から出してもらった資金でトレードしています」
とあるGAFA氏はそう言って本名を教えてくれた。その名前で検索すると、たしかに錚々たるキャリアが表示され、現在はGAFA企業であることがわかった。
■「監視時間限定、最長50分」のトレードスタイル
プロップトレーダーは儲かれば利益の一部が報酬となるが、損をすればゼロ。さらに損失が続けばクビとなる厳しい世界だ。GAFA企業での仕事とトレードの両立はそもそも可能なのだろうか。
「とあるGAFA企業での仕事はリモートワークがほとんどだし、自由な社風なので両立できています。プロップのほうも任された資金はまだ小さいですし」
とあるGAFAさんのトレードスタイルも両立を可能にしている。
「自宅で仕事しているのでチャートは常に開きっぱなしですが2、3時間見ないこともあります。監視する時間が決まっているし、ポジションを持つのは長くても50分程度なんです」
一体どんなトレードを行なっているのか、聞いていこう。
とあるGAFA勤務さん(その2)へ続く。
とあるGAFA勤務さんのコラムは全4回となっています。
⇒とあるGAFA勤務さん(その1)「GAFA×プロップ」は本当か?
⇒とあるGAFA勤務さん(その2)四本値を分類する「3要素」
⇒とあるGAFA勤務さん(その3)50万件のデータを分析
⇒とあるGAFA勤務さん(その4)時間限定デイトレで月利5%
【プロフィール】
とあるGAFA勤務さん
大学院時代、学費の足しになればと日経225先物のトレードを開始。世界的大手コンサルティング会社への就職後は一時トレードを休んでいたが2019年から再開。現在はファンド2社のプロップトレーダーとしても資金を運用する。独自のビッグデータ分析から値動きのクセを見出し、最長50分の時短トレードで利益を積み重ねる。ツイッターでは日々の戦略を分析グラフとともに解説する。