【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】HTさん(その4)いちばん人気のインジケータは
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今週はHTさんについて最終回です。
⇒HTさん(その1)MT4を使い倒すスキャルパー
⇒HTさん(その2)唯一無二の武器「n秒足」チャート
⇒HTさん(その3)インジケータの魔術師が使うチャート
⇒HTさん(その4)いちばん人気のインジケータは
■3pipsを取る「秒スキャ」
自作の秒足インジケータを使ったスキャルピングをメインの手法とするHTさん。利益確定や損切りはどう考えているのだろうか。
「10秒足を見ながらのスキャルピングでは損切りは3pipsが目安。大きくても5pips程度です。エントリーと同時にストップを入れていますが、思ったように動かないときは切ります。利益確定では数字ではなく『動き』が目安。思ったほうに伸びたらすぐに利食います。幅でいえば2、3pipsくらいが多いですし、運がよければ5pipsというイメージ。勝率は高め、リスクリワード(利益確定幅と損切り幅の比)は低めです」
スキャルピングでは狭いスプレッドとともにボラティリティの大きさも重要。最近の米ドル/円はボラティリティが低下し、苦戦するスキャルパーも少なくない。
「この数年、為替市場のボラティリティが低下しチャンスが減っているのはたしかですね。去年6月はボラがあり勝ちやすかったですが、そういう相場が続かない。マイナスではないですが、数年前と比べると収益は減っています」
■ダウンロード数の多いインジケータは
HTさんの自作インジケータは多くがブログで無料公開されている。200本以上のインジケータの中でとくにダウンロード数が多いのはどんなものだろうか。
「前回紹介した、ストップを誘発しやすいラインを表示するエンデュランスライン(HT_Endurance_Line)は気に入ってもらっている人が多いようです。スキャルピングというよりは5分足や15分足でのデイトレードでは参考になるのかなと」
「ダウンロード数でいえば、グリッド(HT_Grid)ですね。シンプルですがチャートにグリッド線を表示するインジケータです」
グリッドはチャートに引くグリッド線をカスタマイズできるだけでなく、日本時間を表示することもできる。どんなトレードスタイルの人にも役立つインジケータだ。ただ、200本を超えるインジケータの中には、通貨ペアの国旗を表示する(HT_NationalFlags)ものも。あまり役に立ちそうにもないが......。
「思いついたら作ってみる、というスタンスなんです(笑)。月の満ち欠けを表示するインジケータ(HT_Moon)もありますね。僕自身は使っていないですが、実現できるかどうか自体に興味があり、とりあえず作ってみました」
※クリックで拡大します
■インジケータは「ロジックありき」
スキャルピングでは無縁だが、アストロロジー(金融占星術)を重視するスイングトレーダーには役に立つかもしれない。インジケータを突き詰めるHTさん、FXでインジケータはどのくらい大切だろうか。
「インジケータよりも自分のロジックが第一です。取引したいロジックが決まっていれば、素早く判断するための助けとなってくれるのがインジケータ。自分も秒足のインジケータを見ることによって、より早く判断できています。その意味ではとても有効です」
インジケータが万能ではないが、トレードの助けとなってくれるはず。HTさんが作成したインジケータの数々、ぜひ試してほしい。
HTさんのコラムは全4回となっています。
⇒HTさん(その1)MT4を使い倒すスキャルパー
⇒HTさん(その2)唯一無二の武器「n秒足」チャート
⇒HTさん(その3)インジケータの魔術師が使うチャート
⇒HTさん(その4)いちばん人気のインジケータは
【プロフィール】
HTさん
会社員だった2013年にFXを開始。2年後に会社を退職し専業トレーダーへ。スキャルピングで資産を増やしながら、MT4のカスタム・インジケータやEAの開発にも注力する。開発したツール類は一部有料のものもあるが、大半は無料で公開されておりブログからダウンロード可能。現在は自作の秒足インジケータ(HT_Sec_Chart)を利用した米ドル/円のスキャルピングを中心に手掛ける。