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【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】noriさん(その2)リボンチャートを活用する

カテゴリ:FXで稼ぐ方法は勝者に訊け![FXライター高城による個人トレーダー取材]
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今週も先週に引き続き、noriさんについてです。

noriさん(その1)専業歴12年のベテラン
noriさん(その2)リボンチャートを活用する
noriさん(その3)独自の経済指標データベース
noriさん(その4)FXデトックスとアルコール

移動平均線が織りなす「リボン」

カバーディーラーとして身につけたスキルを武器に専業トレーダーへ転身したnoriさん。どんな手法を使っているのだろうか。

「スタイルとしてはカバーディーラー時代にやっていたことをそのまま応用し、スキャルピングに近いデイトレードです。保有期間としては1時間持つかどうか。使っているテクニカル分析は移動平均線(SMA)。パラメータは20、40、75、200の4本で、20と40の間に色を塗っています」

noriさんのチャートは独特。移動平均線で囲われた地点を色塗りするMT4(メタトレーダー4)のインディケータを利用している。下記のように20SMAが40SMAの上にあるときはブルー、下にあるときはピンクで塗られたチャートだ。

米ドル/円15分足
※クリックで拡大します

リボンが環境を認識しやすくしてくれる

「この色のついた部分を『リボン』と呼んでいます。トレードではエントリー判断の前に、大きな流れがどちらを向いているのか、全体の環境を認識することも大切。リボンを表示させているのは環境認識をやりやすくするためです」

一目均衡表の雲とも似ているリボン。ピンクが続いていれば上昇傾向、青が続いていれば下落傾向、ピンクと青が断続的に出現すればレンジと、視覚的に判断しやすくなる。

「強いトレンドが続いていれば、リボンの上下幅が広くなるため『様子見してリボンが収束するのを待とう』と考えることもあります」

ローソク足が「スプーン」に乗ったら買い

このリボンの形が、エントリーのカギとなる。

「よく使っているのが『スプーンですくう』パターン。リボンがスプーン型となって、スプーンの上にローソク足が乗ってくるところで買いです」

20移動平均線の様子がスプーンを思わせることからnoriさんが「スプーン型」と呼ぶ得意パターンなのだが、言葉だけだとイメージしづらい。実際のチャートで解説してくれた。丸く囲んだ部分に注目を。

米ドル/円15分足
※クリックで拡大します

「上昇トレンドがいったん休止し200移動平均線まで下がって押し目を作った直後です。リボンの形を見ると、20移動平均線がやや下向きとなることでリボン幅が狭まり、スプーンのくぼみのようになっています。ローソク足がスプーン、つまり20移動平均線の上に乗ってくると上昇再開の合図です」

ローソク足が20移動平均線にすくわれたところで買いだ。決済はどう考えるのだろうか。

「このときは平行チャネルを利用し、ターゲットがちょうど反転ポイントとなりました。ただ、決済でも大事なのは環境認識。いつも表示させている日足や4時間足、1時間足も見ながら、利益を伸ばせるかどうかを上位足のチャートも見ながら判断します」

環境認識にはチャートだけでなく、ファンダメンタルズも活用するという。次回はファンダメンタルズによる環境認識の方法論を聞いていこう。

noriさん(その3)へ続く。

noriさんのコラムは全4回となっています。
noriさん(その1)専業歴12年のベテラン
noriさん(その2)リボンチャートを活用する
noriさん(その3)独自の経済指標データベース
noriさん(その4)FXデトックスとアルコール

【プロフィール】
noriさん
専業トレーダー。大学生時代にFXをスタートし、FX会社でのカバーディーラーを経て専業トレーダーへ。以降、稼いだ金額は1億円超。昨年からはプロップファームでの契約トレーダーとしても取引する。FXだけでなく育児など日々の出来事もつづるブログ「ノリマガ」も好評。監修書籍に『結果を勝ち取る!実戦のFXテクニカル

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