【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】noriさん(その1)専業歴12年のベテラン
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今週から、noriさんについてのコラムが始まります。
⇒noriさん(その1)専業歴12年のベテラン
⇒noriさん(その2)リボンチャートを活用する
⇒noriさん(その3)独自の経済指標データベース
⇒noriさん(その4)FXデトックスとアルコール
■大学生時代に始めたFX
「今はプロップファームと契約し、トレードしています。そんなに大きな会社ではないですし、話をいただいたのも昨年なので経験も浅いですが......」
ディーリングの専門会社であるプロップファームを舞台に取引するのは、専業トレーダーのnoriさんだ。18年を超えるFX歴からは業界の変遷も伺える。
「投資を始めたのが大学生時代。2001年ころでした。当時はまだFXを知らなかったので株でした。当時はITバブルの崩壊局面。入学祝いの100万円が元手だったのですが、すぐに25万円へ減ってしまった。FXならば売りから入れると聞いて転向したのが始まりです」
最初に利用したのはFXオンライン・ジャパン。FX経験の長い人なら懐かしさを覚えるかもしれない。買収劇を経て現在はIG証券となっている会社だ。
■FX好きが高じてカバーディーラーへ
「まだドル円のスプレッドが5銭くらい開いており、スキャルピングなどが難しい時代でした。大学での3年ほどは負け続けましたが、FX自体は好きだった。就職も金融関係でと思って入社したのがサイバーエージェントFXです」
サイバーエージェントFXは社名の通り、サイバーエージェントの子会社として設立された会社。その後、ヤフーに買収されワイジェイFXとなり、今年5月にはGMOフィナンシャルホールディングに買収された。
「カバーディーラーとしての入社でした。お客さんからの注文をカバー先へとつなぐ仕事ですが、最初の半年ほどは先輩のとなりで為替レートを読みあげるだけ。何もさせてもらえない。アナログで特殊な世界でしたが、ここで鍛えられたことが個人としてトレードする上でも非常に大きかったと思います」
カバーディーラーでは即座にカバーしたほうがいいのか、しばらく握ってからカバーしたほうが有利なのか、という判断が求められる。個人のFXとは違うが、一歩先のレートを読むという作業は同じだ。
■カバーディーラーから専業トレーダーへ
「基本的にはトレンド方向のポジションなら握るし、トレンドと反対なら即座にカバーする。先輩の見様見真似で移動平均線を表示させながら判断していました。当時からトレンドフォローの押し目買い、みたいなことをやっていたことになります」
ところが3年後、家庭の事情で退社し、東京を離れることになる。
「カバーディーラーとしての経験があったので、FXで食べていけるのではと思い、専業トレーダーになりました。それが2009年ころですね」
それからの12年間を専業トレーダーとして生きてきたnoriさん。そのトレードルームには3枚のモニターが並ぶ。どんな手法でトレードしているのか、次回から聞いていこう。
noriさん(その2)へ続く。
noriさんのコラムは全4回となっています。
⇒noriさん(その1)専業歴12年のベテラン
⇒noriさん(その2)リボンチャートを活用する
⇒noriさん(その3)独自の経済指標データベース
⇒noriさん(その4)FXデトックスとアルコール
【プロフィール】
noriさん
専業トレーダー。大学生時代にFXをスタートし、FX会社でのカバーディーラーを経て専業トレーダーへ。以降、稼いだ金額は1億円超。昨年からはプロップファームでの契約トレーダーとしても取引する。FXだけでなく育児など日々の出来事もつづるブログ「ノリマガ」も好評。監修書籍に『結果を勝ち取る!実戦のFXテクニカル』