【FXライター高城のFXで稼ぐ方法は勝者に訊け!】きぬさん(その3)レンジ狙いのグルトレ&トラリピ
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毎週金曜日にお届けします!!
今週も先週に引き続き、きぬさんについてです。
⇒きぬさん(その1)FXオフ会で結婚!
⇒きぬさん(その2)「24時狙い」のトレード
⇒きぬさん(その3)レンジ狙いのグルトレ&トラリピ
⇒きぬさん(その4)経済指標のバイアス
■トレンドは裁量、レンジはリピート系
裁量取引で利益を重ねていたきぬさんだが、2017年ころから為替市場のボラティリティが低下、レンジ相場が続く期間も長くなると、レンジ対策としてあらたな手法を取り入れた。「下がれば買い、上がれば売り」と機械的に取引していくリピート系だ。
「ツイッターで、あるインフルエンサーの方が豪ドル/円のリピート系が最高ですよ~ってつぶやかれていたのを見て、いいなと思いました。『トレンド相場での順張りは裁量取引、レンジ相場ではリピート系』と使い分けてみようと」
リピート系にもいろんな種類があるが、きぬさんが選んだのは川崎ドルえもんさんが開発した「グルグルトレイン」と、マネースクエアの「トラリピ」(トラップリピートイフダン)だった。
■裁量に近いグルトレ、放置できるトラリピ
「より長い時間軸で使うのがトラリピ、裁量に近いイメージで使うのがグルトレだと思っています。グルトレは『一点集中』の性格があって資金効率はいいのですが、その代わり、ポジション数も増えやすい傾向があります。不利な方向へ動いたとき含み損も増えやすいので、放置するのではなく裁量に近いイメージです」
どちらかといえば上方向だけど上がるまで時間がかかるかも――そんなときに買いのグルトレを仕掛けると上がり始めるまでのレンジ相場でも稼いでくれる。
■3通貨ペアを組み合わせたトラリピ
「トラリピはもう少し長めに考えて、放置気味にしています。最初に仕掛けたのは2018年でした」
リピート系では相場が一方向へ勢いよく動くと含み損が拡大し、最悪の場合、強制ロスカットへと追い込まれる。きぬさんが選んだのは買いと売りを両方同時に仕掛ける両建て戦略だった。
「2019年1月、フラッシュ・クラッシュが起きたときは、豪ドル/円の買いと、ユーロ/円の売りを同時に仕掛けていました。クロス円の2通貨ペアで買いと売りを同時に仕掛けると、暴落があっても買いは損失となりますが、売りが利益となり補ってくれます。フラッシュ・クラッシュのときもユーロ/円が稼いでくれました。」
証拠金が足りなくならないよう資金管理を考慮しておけば、安心して運用できる戦略だ。
「ただ、買いで回していた豪ドル/円が下がる一方だったため、途中で米ドル/円に乗り換えたりと、通貨ペアの組み合わせは相場に合わせて変化させています。次は2通貨ペアではなく3通貨ペアで、豪ドル/NZドル、豪ドル/円、NZドル/円を組み合わせてみようと思っています」
きぬさん(その4)へ続く。
きぬさんのコラムは全4回となっています。
⇒きぬさん(その1)FXオフ会で結婚!
⇒きぬさん(その2)「24時狙い」のトレード
⇒きぬさん(その3)レンジ狙いのグルトレ&トラリピ
⇒きぬさん(その4)経済指標のバイアス
【プロフィール】
きぬさん
兼業投資家。社会人2年目の2008年にFXを開始。デイトレードやスイングトレードのほか、川崎ドルえもんさんが開発したリピート系FX手法「グルグルトレイン」なども活用する。2013年以降、裁量取引では年20%ほどの利益をコンスタントに稼ぐ。2020年、グルトレオフ会で出会った男性と結婚。